ミゼル島~大病院の陰謀説~(その1)
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ナギ「……悪いな、船の食料買い出しを終わらせてきた。」
夜も更けた頃、再びナギが戻ってきた。
馬「…あ!ナギさ…」
久々に見るナギに尻尾を振りまくりながら反応しようとする馬をシンが制した。
シン「さっきの約束覚えているな?」
馬「ゔっっ、ぼ、暴君!!」
シンと馬は近距離でヒソヒソと会話をしている。
ナギ「………?」
シン「なぁ、ナギ。お前は馬のことをどう思っているんだ。」
馬『うわっっ!近距離直球からのデッドボールみたいな聞き方してるっっ!!』
ナギ「……どうって?」
シン「無人島でコイツと2人きりで生活してたんだろ? 惚れた腫れたの関係になったのか?」
ナギ「……いきなり何だ?」
鋭い目付きでシンと馬を睨むナギ。
いたたまれない空気に耐えきれなくなった馬は思わずシンの身体を引き寄せ耳元で囁く。
馬「ちょっと御主人様、貴方様の質問が捨て身過ぎて私にダメージが来てるんですが…ほら、今のナギさん滅茶苦茶私を睨んでますって。」
シンはチラリとナギを見やった。
確かに自分達を睨み付けて怒っているようだ。
シン「オレの読み通りだ。」
馬「はい?」
シン「フッ…ナギのヤツ、嫉妬している。」
馬「いやいや、絶対違いますって。私達がコソコソしているから、」
ナギ「コソコソ2人して何を企んでるんだ?」
馬「ほらぁ…」
その時、
ガラッ!
病室の扉が開かれた。
ナース「ハナコさーん…ってあら?取り込み中だった?」
しどろもどろとする馬と、不敵に笑うシンと、訝しげなナギ……この3人の現状を他人が見たらどう思うのだろうか。
ナース『あらまぁ、ハナコさんったら!
短髪のおにいさんが恋人だと思ってたけど、ちゃっかり浮気相手まで連れ込んじゃって修羅場になってるじゃないの!!』
↑
他人から見たらこう見えるのだった。
ナース「お邪魔してごめんなさいね、深夜の担当ナースが代わるから挨拶に来たのよ。
…クレア、来て。」
ベテランナースに呼ばれ、1人の若いナースが入ってきた。
ナギ「………!!!」
馬『…ん?ナギさんが驚いてる?』
馬とナギの本当の修羅場はここからだった。
ナース「クレアは訳あって話せないのよ、だから筆談での対応になるけど理解してあげてね。
さぁ、クレア、後は任せたわ。」
クレアの紹介を済ませたベテランナースは帰り支度をするべく、颯爽と去っていった。
クレア「…………」
ナギ「……………」
馬「……………」
シン「……………」
誰も話さない気まずいこの場を、ここは一番お喋りな自分が取り仕切らなければ、と馬が口を開いた。
馬「ナースさん、お世話になります、えーっと、ハナコと申します。
ふつつか者ですがよろしくお願いします。」
クレア「………」
クレアは微笑み、サラサラとメモ用紙にペンを走らせた。
クレア(クレアです、今夜の担当ナースなのでよろしくお願いしますね)
繊細な整った字で書かれていた。
馬『おぉ、美人さんが私に笑ってくれた…これは目の保養やでぇぇぇ!』
美しいクレアに微笑みかけられただけで馬は嬉しくなった。
一方、
シン「おい、何か言いたそうな顔をしているな。」
シンは驚き固まっているナギに向かってまたもやストレートな質問をした。
ナギ「………え?……あ、いや…………」
クレア「……………」
サラサラサラ…… 再びクレアがペンを走らせる。
クレア(ナギ、久しぶりね。とても会いたかったわ。
あなたは忘れてしまっても、私は忘れたことなんてなかった…)
クレアの書いた内容を見て、
ナギ「……クレア…」
馬「………!」
シン「……ほう。」
切なそうにするナギと、驚愕顔になる馬と、1人だけ楽しそうな顔をするシン。
3人とも全く違う表情と顔色で信号機のようだった。