ほぼ無人島~脱出SOS!~(その6)
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名前を入れないと『馬』になるので、あなたの脳内で馬が大暴れするでしょう…お気をつけください。
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梅「………クソッ、どんだけタフなんだ!」
ナギが放ったライフルの弾は確実に熊の動きを鈍らせた。
しかし、それでも致命傷とまではいかず、結局はライフルの弾は尽きてしまった。
梅「……頼んだぞ!!」
梅がホルダーから小型銃を取り出し、近接戦に持ち込もうとした時、熊が咆哮を上げた。
グガァァガァーーーー!!
ナギ「………!?」
梅「何だぁ?」
咆哮を上げた熊は立ち上がり、浜の方へ、馬がいるであろう方面へと向かって移動し始めた。
足は引き摺っているが、進行速度は非常に早く、あっという間に熊の姿は見えなくなる。
梅「まずいな、馬の気配を捉えたのかもしれん!!」
ナギ「!!」
梅「おいっ、婿殿!」
梅の声を振り切って、ナギはすぐさま熊の後を追いかけた。
ナギ『………いた!』
ナギはマシンピストルを取り出し、
パァンッ!
と、1発放ったが…やはり弾道のブレが著しく、獣毛を掠めただけだった。
ナギ「……チッ、」
ライフルに比べて思う通りにいかない銃に苛立ち、ナギは舌打ちをした。
当の熊はナギの存在など歯牙にもかけず、そのまま浜の方へと突き進んで行く。
パァンッパァンッパァンッッ!
マシンピストルの利点である連射にいたると、全てを命中させることが出来たが…やはり厚過ぎる脂肪に守られた巨体には通用しない。
熊が一瞬立ち止まった。
ナギはその隙をついて熊を追い越し、先に浜に向かって山道を下っていく。
パァンッッパァン!
後方からは梅の小型銃の音が聞こえる。
しかし、振り向く暇も無いままにナギは浜を目指す。
パァンッパァン!!
続けて聞こえてくる小型銃の音からして、再び熊は浜を目指して猛スピードで移動し始めたようだ。
ようやく浜が見えた時、遠目に馬が木にもたれかかっているのが見えた。
予定では木の上で身を隠しているはずなのに、これではすぐ熊に見つかってしまうではないか。
ナギ『あいつ、何やってんだ!?』
ナギは急ぎ彼女の元まで駆け付けたが…
ナギ「馬っ!何で降りて………!?」
近くまで来て、初めて様子がおかしいことに気が付いた。
馬「…………ハァ…………ハァ…」
呼吸も浅く、酷く具合が悪そうだ。
ナギ「……馬!?どうした、」
パンッッ、パンッッ!!
銃声にハッとさせられたナギが山道の方を確認すると、熊が真っ直ぐこちらに向かって来ているのが見えた。
馬「……ナギさん……ごめん…………すっごい…………眠い………」
ナギ「ちょっと待ってろ!」
ナギは馬のおでこに軽く手を当てて体温を確認した後、すぐに熊へと立ち向かって行った。
ナギ『……かなり熱があるな。』
ナギはそんなこと考えながら、腰の鎖鎌に手を掛けた。
ガァッッッ!
ここで熊と初めて直接対峙した。
ナギ『………でけぇ。』
立ち上がった熊の全貌は今まで戦った敵とは比較にならない程、巨大で威圧感があった。
しかし、後方に馬がいる今、怯んでなどいられなかった。
鎖鎌を熊の足元目掛けて全力で投げた。
ビュンッッッ……!!!!
ガァッ……!!
鎖が見事に熊の片足を捕らえた。
初めて受けたであろう鎖鎌攻撃に熊が怯んだのが分かった。
その一瞬の隙をついたナギは新しいマガジンに入れ換えたマシンピストルを手に構え、一気に発射した。
パンッ、パンッ、パンッ、パンッ、パンッ、パンッ……………
手持ちの弾が尽きるまで、撃ち続けた。
……………………………
梅「アメージング!!」
倒れた熊を見て、梅が感嘆の声を上げながら近付いてきた。
ナギは最後の連射を熊の頭部一点に絞って攻撃した結果、15発連射した内の全てが命中しており、その中の幾つかが致命傷となったようだ。
梅「そうか…鎖鎌で足止めするのが正解だったか…」
梅が熊の亡骸を観察しながらぶつくさと呟いている。
熊を倒した張本人のナギは、勝因よりも気になるものがあるわけで…
ナギ「馬!!」