ほぼ無人島~脱出SOS!~(その5)
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名前を入れないと『馬』になるので、あなたの脳内で馬が大暴れするでしょう…お気をつけください。
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馬「………その…キッスや……本番行為は夫婦でやるって考えが根底にあるので……抵抗が……………………」
突然の沈黙……
馬「………クカー………………………」
ナギ「寝るな!」
馬「はっっっ!」
馬は殊勝な態度を取っているのかと思いきや、まさかの居眠りをしていたらしい。
軽くナギに喝を入れられ覚醒した。
馬「えーっと、ナギさん、夕飯は食べましたっけ?」
残念ながら彼女は寝惚けてしまっており、直前の記憶も飛んでいる。
ナギ「………はぁ。」
ナギの溜め息で完全に目が覚めた馬は慌てて取り繕った。
馬「す、す、すみません!
あのっ、ナギさんの生肌が思ったよりも心地好くて、ついつい癒されてしまいました!」
ナギ「…………」
居眠りはされたものの、馬の謝ろうとする気持ちは伝わってきた。
そもそも謝る必要のない問題である。
ナギは、梅に頭を下げて頼まれた『大事にしてやってくれ』という言葉を思い出した。
ナギ「…………馬、」
馬「何ですか?フガフガ…」
彼女はナギの胸に顔を埋めたまま小さく返事をした。
フガフガ言っているが、それはこの際目を瞑ろう。
ナギ「……さっきのは俺が悪い。少し事を早く進めすぎたというか………」
ナギの方も珍しく言葉を詰まらせながら自分の気持ちを伝えている。
真剣な雰囲気を察した馬はナギのタンクトップを元に戻し、彼の目を見つめた。
馬「……………」
ナギの目は相変わらず切れ長で整っている。
そんな彼の瞳孔には熊らしき動物のシルエットが浮かんで見える。
しかし、今は話をきちんと聞きたいのでその事は気にしてはいけない…
ナギ「…………お前の言葉は嬉しかった。」
ナギも馬の目を見つめ返しながら、ゆっくりと告げた。
馬『逆に忘れて欲しい位、とんでもない事を言っちゃったんだよなぁ。
あー…思い出したら恥ずかし過ぎて自然発火しそうっっ! あぁぁぁーっっ!!』
馬が心の中で発狂している事はナギには知るよしもなく。
ナギ「………俺は、気持ちよりも先に体が反応してしまうみたいだ。」
ナギは馬の顔を見ながら話すことに照れたのか、視線を横に逸らし、代わりに彼女の頭を抱き寄せ自分の体に密着させた。
ナギ「………前にも言ったが、触られるのが嫌なら断ってくれて構わねぇから。
別にどうとでもなる問題だ。」
馬「えっ、どう処理するんですか!?是非とも詳しく、」
ナギ「アホ。そこは聞くな。」
馬「…失礼しました。」
ナギ「……………」
仕切り直すためにもナギは今一度馬の事を抱き締めた。
ギュッ……
馬『おほぉっっ////』
馬は心の中でカーニバル状態になった。
ナギ「………お前がヤるのを怖がるのと同じで、俺も怖いのかもな。」
馬「何が怖いんです?」
ナギ「……さぁな。」
ナギは馬に愛の言葉を告げるのが怖いのだ。
しかし、その事は言葉にしてないので彼女には伝わらない。
馬「んー。何の事を言ってるのかはわかりませんが、怖いものはしょうがないですよ。
逃げても良いと思います!
面倒と言って逃げるのとは違います、面倒で逃げているならカッコ悪い!
ちなみに、面倒なことから極力逃げたいカッコ悪い人間とは私の事ですけどね!!」
馬は自信を持って自虐的な発言をした。
ナギ「………言ってることと性格が矛盾してるじゃねぇか。」
馬の開き直った明るさに、ナギまで釣られて笑ってしまう。
ナギは人との会話が苦手なのだが、馬相手になら会話が楽しく感じられた。
決して特別な話題があるわけでは無いが、ナギが何を言っても馬は全力で答え、もしくは予想外の事を言うから面白いのだろう。
女性と会話をしていてこんな気持ちになったのは彼女が初めてかもしれない。
ナギ「…………なぁ、馬。」
馬「何ですか、ジェントルマン・ナギ氏」
ナギ「…全然紳士的じゃねぇことを聞くけど……今後も……たまに………その………触っても良いか?」
馬「ん、OKっすよ! むしろ私もお年頃ですからね、ナギさんに触っていただきたい。」
ナギ「……えらく軽い反応だな。真剣に聞いた俺がバカみてぇじゃねぇか。」
馬「プフフッ!」
小馬鹿にしたような馬の笑いに、ナギは苛ついた。
ナギ「……じゃあヤっても、」
馬「あ、それはNGです!」
ナギ「………………」
馬「NGで。」
駄目押しにもう一度言われてしまった。
真顔で即答する馬に、これ以上は言い出せなかった。