ほぼ無人島~脱出SOS!~(その4)
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名前を入れないと『馬』になるので、あなたの脳内で馬が大暴れするでしょう…お気をつけください。
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馬「…ナギさん、私の話に引きましたか?」
ナギ「…………少しな。」
馬「で、ですよね。」
馬の顔が暗くなる。
ふざけた言動をして引かれてしまうのは自業自得だが、真剣な話をして引かれた分にはショックを受けてしまう。
しかし、
馬「すみません、もう話すの止めときますね!」
馬はすぐに気持ちと共に話題も切り替えようとした。
ナギ「いや、あまりにも俺の住んでいた世界と違い過ぎて驚いただけだ。」
ナギは慌てて訂正した。
どうして彼女がそんな無慈悲な世界から抜け出せたのか、一番大事な部分がわからないまま、今、話を止められるとかなり気になってしまう。
馬「私ばっかり話してても不快じゃないです?」
ナギ「…あぁ。」
不安そうに見上げる馬にナギは優しく微笑みかけてやった。
馬「……うぅ。今のナギさんは本当にカッコいいですね////」
馬は恥ずかしそうにしながら正直に感想を述べた。
ナギ「……今の、って何だよ。」
馬「普段のナギさんもクールで超カッコいいんですが、微笑むナギさんはレアで超絶カッコいい……あれ?」
言われた本人が恥ずかしくなるような言葉を馬は臆することなく口にした。
ところが、その言葉を言い切る途中で彼女は何かに気が付いたようだ。
ナギ「………アレか?」
馬「ええ、『幸黄泉』ですね…えっと………熊?」
注意深くナギの瞳を見て呟いた馬。
その言葉にナギは反応する。
ナギ「熊か……」
ナギの言葉には落胆の色が隠せていなかった。
馬の言う『熊』には心当たりがあった。
それは夕方に見たあの巨大な爪痕の主だろう。
今までの経験上、馬の言うことは必ず当たる。
つまり、自分は巨大な熊と対峙する時が来るのだろう、ナギは馬の予知からここまで推測していた。
さすがにこんな海辺にまでは来ないだろうが、明日にでも森の中で出会うのかもしれない。
いくら手練れのナギと言えども、熊が相手では話が別だ。
銃器無しでしかも馬を守りながら戦って勝つなんて事はほぼ不可能だ。
やはり、ひたすら逃げ続けるしか方法はない。
ナギは常に警戒しておく事を心に決めた。
馬は、村から逃走した時の話を再開しようとした。
途中から感じたことだが、支えてくれるナギの腕と、自身の手の中で眠るヒヨコの体温がとても温かい。
彼らの温もりのおかげで、今の馬の精神は非常に安定している…
馬「村を抜けきる前にタケルくんは捕まり、 私は複数プレイをされる事を覚悟した時、近くで爆発音がしました。
それはそれは大爆発で、ドカーーーンッッて感じでした!」
ナギ「……は?」
急な爆発展開にナギは眉をしかめた。
馬「嘘みたいな本当の話です。」
断言する馬の表情は真剣で、決して嘘は言っていないようだ。
馬「そして、煙の中から救世主の梅さんが颯爽と出てきたんです!!」
ナギ『……誰だソイツは。』
唐突過ぎる新たな登場人物に、ナギは心の中でツッコミを入れた。
馬「梅さんは筋骨隆々のスーパーおじさん?おじーさん?です!!
モルドー帝国の元軍人さんで、引退後はヤマトの奥地でサバイバル生活をしてたらしいです。
で、たまたま村の森に到着した時、騒動に出くわした…って言ってましたね。」
ナギの心の中のツッコミを知ってか知らずか、馬は言われずとも梅の人物像を説明した。
馬「梅さんはお手製の爆弾?を使って山火事を起こしたそうです。
そして威嚇射撃を数発発射!!
文明の力って凄いですよね、それだけで殆どの村人は逃げ出しました。
長や腕に自信のある人が数人残りましたが、ナギさんより身体の大きな、戦闘のプロである梅さんの手に掛かるとあっという間でした。」
ナギ「……………」
ナギは無言で聞いている。
馬「私達を保護してくれた梅さんは、森から逃走した後、行く宛のない私達姉弟の養父になってくれたんです!」
馬はチラリとナギの顔を見た。
ナギ「…………」
やはり怒濤の展開に付いてこれてないといった感じだった。