ほぼ無人島~脱出SOS!~(その2)
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名前を入れないと『馬』になるので、あなたの脳内で馬が大暴れするでしょう…お気をつけください。
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ナギ「……無茶をして、ますます身体を壊したらどうするんだ?」
ナギの声は至極冷静だが、鋭い目付きにはしっかりと怒りの意が込められている。
馬に真剣に言い聞かせる時の彼はこの説教スタイルだ。
馬「ぐっ………そ、その時は、ナギさんに看病してもらいますもんね、デヘヘ!」
ナギの視線に追い詰められた馬は、苦し紛れに否定される事を前提とした冗談で返した。
しかし、
ナギ「………それはそうだな。」
馬「へ?…ナギさん看病してくれるんですか?」
予想外の展開に、逆に馬は驚いてしまった。
ナギ「……あぁ。お前が弱ってたらするに決まってるだろ。」
ナギのこの発言は、命の恩人を無下に出来るわけがないだろう、という彼の本心からの言葉である。
馬「そんなのダメです!ダメダメ!!」
顔を赤くして拒絶する馬のこの発言も、私の事でナギさんの手を煩わすわけにはいかない、という本心からの言葉である。
悲しいかな、二人は思い合っているのに微妙にズレているのだ。
ナギ「……はぁ?何が言いたいんだよ?」
馬「ナギさんは私の看病よりも、他の皆さんの料理を作ってください!!」
ナギ「さっき看病しろって言ったのお前だろ。」
馬「言いました!言いましたが、えーっと、特にハヤテさんが飢えちゃうでしょう?」
ナギ「…はぁ?何で今ハヤテが出てくるんだ。」
段々、ナギは質問からズレた事を言う馬に苛々してきた。
ナギ「……馬、言いたいことはハッキリ言え。」
馬「わかりました。」
馬もこの終わりの無いやりとりにウンザリしてきたので、今一番言いたいことを直球で伝えることにした。
馬「ナギさん!!!」
ナギ「……………」
言ってみろ、といった視線でナギは馬を見下ろしている。
馬「私、今ノーパンなんです!!!!」
ナギ「………はぁぁ?」
想定外どころではない発言にナギの語尾は思いきり上がってしまった。
馬「それどころか、胸当てすら付けてない……フフフ。とんだ変態だと罵ってくださってかまいません。」
ナギ「…………………」
ナギは考えられない展開の連続に言葉を失っている。
馬「なので、私は自力で元いた場所に戻らなければならなかったんです!」
ナギ「………………………………………」
ナギは眉間に深い深い皺を寄せながら色々と考えを巡らせている。
ナギ『……………だから自分で行こうとしたのか。』
一応馬も年頃の女だから、下着の付けてない状態で自分に背負われるのは気が引けたのだろう。
無骨なナギでも彼女の気持ちを理解してやろうと考えている。
だが、
ナギ『普通、自分が下着付けてないって言うことの方が恥ずかしくないか…?』
と、上記の考えに行き着いてしまった。
ナギは無言でいる間に頭の中で整理した。
ナギ『……コイツの考えてる事は理解出来ねぇな。』
とどのつまり、女心、というよりも馬心は理解し難いということだ。
馬「ナギさん、だから私、歩いてゆっくり戻りますからね!」
ほら大丈夫!と微笑む彼女だが…
ヒョイッ!
馬「おぉっと?!」
ナギ「…ちゃんと掴まっとけよ」
やはり動作に支障をきたしている人間を一人で歩かせるわけにはいかないので、ナギは馬を抱き上げた。
馬「えっっ!?」
そう、乙女の憧れお姫様抱っこで抱き上げたのだ。
馬「ちょっとナギさん////」
ナギ「……あんまり見ないようにしてやる。」
有言実行で馬とナギは視線が合わない状態である。
馬「…うぅ……わ、わ、わかりました…」
ちなみに馬の服装はミニTシャツにショートパンツの下着無しバージョンで、下着を付けていなくても言われるまで気付かない格好をしている。
だから自らカミングアウトをする必要など無かったのだ。
道中、
馬「あの……非常に言いにくいのですが…」
ナギ「………何だ。」
馬「胸に手が当たっている気が、」
ナギ「気のせいだ。」
馬「…そうですか。
あの…でも……これは当たっているどころじゃなくて…鷲掴み?」
ナギ「………………お前さ、」
馬「はい。」
ナギ「意外とあるんだな。」
馬「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁ!! 今すぐ降ろしたまえ~っっ!!ナギさんの変態!!!」
ナギ「………手間賃だと思って諦めろ。」
馬はナギの顔を見ることは出来なかったが、きっと意地悪そうに笑っているのだろう。
動けない馬はベースに戻るまでセクハラに耐えるしかなかった。
馬「早く、速やかに、迅速に、すぐにでも降ろしなさいっっ!!」
ナギ「…………………」