sweet kitchen
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名前を入れないと『馬』になるので、あなたの脳内で馬が大暴れするでしょう…お気をつけください。
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ナギに頬を触れられただけなのに、それだけで馬は蕩けそうになる。
馬「デヘヘ…」
ふにゃっと締まりの無い笑顔をナギに向けてから彼の首筋にキスを落とす。
チュッ、
ナギ「……っ、やめろ。」
くすぐったそうにするナギが面白くて、もう一度首筋にキスをする。
チュッ…
ナギ「……もう降りろ。」
馬「断固拒否します。ここ最近はやられっぱなしだったので仕返しです!」
チュッ、チュッ、チュッ…
ナギ「…っ、それ以上はやめろ。」
少し苦しそうなナギが馬を制止しようとしたが、
馬「……嫌ですか?」
まだまだナギに触れていたい馬が潤んだ瞳で尋ねた。
その動作自体がナギを困らせる要因となっているのに、厄介なことに彼女は全く気付いていない。
ナギ「……嫌とかじゃなくて、」
珍しくナギの方が口ごもる。
馬「……?…嫌じゃないならもう少し愛でさせてください。」
チュッ、チュッ、チュッ、チゥ…
馬はナギの首筋に軽いキスをたくさん落としていく。
馬「……ふぅ〜、楽しくてたまりません♪」
ニコニコとご機嫌な馬と、
ナギ「………良かったな。」
対照的に機嫌の悪いナギ。
それでもいつもより彼の声は甘いのだけれど。
馬「んー?ナギさん、何かいつもと違うような…」
再びナギの顔を見つめ、彼の額に手を柔らかく当てる。
馬「熱っぽいのかなぁ」
今度は自分の額をナギのと合わせる。
ナギ「っっ!!」
ナギの瞳のすぐ先に馬の大きな瞳があった。
かなりの至近距離にいる。
唇同士を合わせられる距離にいながら口付けが出来ないもどかしさ… 彼女の仕草はわざとなのか、それとも天然のものなのか、どちらにせよナギを翻弄するには充分な行動ばかりする。
ナギ「……もう満足しただろ。早く降りろ。」
馬「え…全然足りません。もっとナギさんに触れていたいです…」
馬の声も何処となく甘みを帯びている。
この言葉だけでナギの我慢はすぐに限界を迎えそうになる。
しかし、理性で抑えられている内に、
ナギ「降りろ!」
語気を強めて馬から離れようとした。
馬「ノー!!」
抵抗する馬はその小さな手でナギの大きな手を掴み、自身の頬へと導いた。
馬「今日はサービスdayです。ナギさんの好きなとこ触って良いです……むしろ触ってください…」
艶やかな表情をした馬からのお願い。
ナギ「………」
ナギからすればこんなに蠱惑的な言葉は無かった。
ナギ「………ハッ……」
馬を膝上に起き、荒い息を吐くナギは彼女よりも余裕が無かった。
一方の馬は、どうしてあんな恥ずかしいことを言ってしまったのか、という自責の念に苛まれながら、ナギの愛撫を受けていた。
馬「…んっ…」
首の一点を舐められるとどうにもくすぐったくて堪らず声を上げた。
ナギはそんな馬の反応を目ざとく見つけ、同じ場所を何度も舐め上げた。
馬「……やっ、くすぐった………アゥッ……」
馬の囁くような声と、ピチャピチャと、ナギの舐め上げる水音が部屋に響く。
すっかり蕩けきった表情の馬を前にして、
ナギ「………なぁ、船長と二人きりの時もこんなことしてんのか?」
と、ふいに尋ねてみた。
ナギの中で燻っていた疑惑をこのタイミングで馬にぶつけたのだ。
今の彼女ならきっと嘘は付けないはずだ。
馬「違う……ナギさんとだけです、アッ…」
船長とは官能小説のアテレコを真剣にやるだけの仲なんです、と言いたかったのだが、すぐに再開したナギの責め立てにそこまで語る余裕も無かった。