ハヤテの特訓
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名前を入れないと『馬』になるので、あなたの脳内で馬が大暴れするでしょう…お気をつけください。
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ソウシ「ナギ、こんなところにいたんだ…って、馬ちゃんもトワもハヤテもいるんだね。」
馬「あ、ソウシさん。 今ハヤテさんの特訓中で、私は守備コーチと応援を担当してます。」
ソウシ「応援…だから馬ちゃんはチアガールの衣装を持って行ったんだね♪」
馬が着用しているチアガール衣装は先日シャハイ島でソウシが購入したもので、保管場所もソウシの部屋に置かれているという代物である。
今回、ハヤテを応援するに辺り、馬がチアガール衣装に袖を通したと知ったソウシは嬉しかったようで、彼の顔はパッと綻びる。
しかし、
ソウシ「………ん?ズボン穿いてるの?」
ソウシの顔は直ぐに険しくなってしまった。
馬「あ、ナギさんが風紀を乱すからダメだって…ちゃんとサポーター穿いてたんですけどね。」
ソウシ「…ふーん。」
いつもの菩薩のソウシらしからぬ不機嫌さが滲み出ている表情をしている。
そんな彼の足下にタイミングよくナギの流れ球が転がって来た。
ソウシはそれを拾うと…
ソウシ「ナギ、チアコスは、」
ボールを振り被る仕草をして、
ナギ「!」
ハヤテ「!」
トワ「!」
馬「お!」
ソウシ「生足が基本だろぉぉぉぉぉお!!!!!!」
まさかの怒りの全力投球。
ナギ「!!!!」
ハヤテ「ちょっ、速っ!」
トワ「えぇっ!!」
馬「わわっ!!!」
ドゴッッ!!!
ソウシの豪速球がナギの左腕に直撃した。
トワ「そ、ソウシ先生は、パワータイプだったのか…」
場が静まり返る中、より一層トワの呟きが響いていた。
……………………………
夕飯が終わり、汗を流すために馬はシャワー室へと向かう。
ガチャッ!!
例の如く、中に人がいないか等を確認する事なく、いきなり扉を開けて入る。
馬「うぃー、風呂だ風呂ー。」
馬は風呂好きの親父のような仕草で服を脱いでいると、
ガラッッ!!
浴室側の扉が開く音がした。
シャワー上がりの誰かが出てきたのだ。
ハヤテ「うわっ、またお前かよ!」
馬「おぉ?またハヤテさんですか?」
それでも馬は脱ぎ続ける。
ハヤテ「ちょっ、脱ぐのやめろよ!」
馬「いやー、もう何度もブッキングしてるから私の裸は見慣れてますよね、うん。」
顔を真っ赤にする純情なハヤテとは裏腹に、馬は親父のような勢いで、
馬「ちょっと背中のチャック下ろしてくれんかー? 」
と、まで頼む始末。
ガラッ!
そこにもう1人のブッキング人物が入ってきた。
ナギ「……お前ら何やってんだ」
ナギが見た光景は、
馬「良いではないか、良いではないかー」
と下卑た笑いをしながら半裸で迫る馬と、
ハヤテ「…やめろっっ////触るなっっ////」
目をきつく閉じ、体を強張らせて拒否するハヤテ。
彼の姿は全裸で水滴が付いたままのThe風呂上がりといった状態で、悪そうなのはどう見ても馬の方だった。
馬「あ。」
ハヤテ「ナギ兄、助けてくれ!」
ナギ「…………」
今日は何度馬を説教しなければならないのか。
ナギは溜め息をついた。
……………………………
馬「シャワー室に入る時は人がいないか確認します。」
ナギ「…次。」
馬「嫌がるハヤテさんに迫りません。」
ナギ「…次。」
馬「えーっと、あ、あれだ。コスプレは人の趣味に合わせて、」
ナギ「違う。肌を露出しすぎるような格好はしない、だろ。」
現在、馬はナギの部屋で説教を受けている。
ナギがベッドに座り、馬が床で正座をする、これが最近の定番説教スタイルだ。
馬「はい、肌の露出は控えます。」
ナギ「…次。」
馬「ナギさんとハヤテさんの肉弾戦で相撲プレイを想像しません。」
ナギ「……そんな気持ち悪ぃこと考えてたのか。」
馬「え、いやー。今日のお2人は一生懸命でカッコよかったですよ!」
ナギ「…………」
スポーツ関連について女子に誉められると嬉しくなってしまうのが男心である。
ナギはほんの少しだけ嬉しくなっている。
馬「…ねぇナギさん!」
ナギ「……何だ。」
馬「そろそろハヤテさんも自室に戻った頃でしょう。 ナギさんもシャワー浴びたかったんですよね? グヒヒ…なら今から一緒に、」
ナギ「アホか。」
こいつは何も反省してないな…と、呆れ過ぎてやはり溜め息の止まらないナギだった。
(終、あとがきへ)
【ミニあとがき】
4649のキリ番覇者、ロア様に捧げる熱い話でしたm(__)m
普段は大人しくても体育祭やスポーツ大会になると熱くなって真剣に闘う男子を見るとキュンとなりませんか?
今回のお話で言うと、通常は大人しいナギさんとソウシさんの白熱っぷりがときめきポイントじゃないでしょうか。
そんなドッジボール話でしたが、楽しんでいただけたら幸いです。
馬ときどき魔王 管理人より。(※と、2014年度の管理人が申しておりました!)