シャハイ島~蝶とファラオの花畑~(その5)
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名前を入れないと『馬』になるので、あなたの脳内で馬が大暴れするでしょう…お気をつけください。
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ナギ「馬?」
馬「……んぅ…」
馬は返事をする代わりに、ナギの腹部にきつくしがみつく。
その動作によって、彼女の体内にアルコールが回った事を理解する。
ナギ「…ほら、こっち来い。」
腹に張り付く馬を引っ張りあげ、顔と顔とが同じ高さになるように抱き上げる。
一度、酔い痴れる馬の顔をじっくりと拝みたかったのだ。
しばらく持ち上げたまま、すぐには降ろさずにいた。
馬「……ハッ、ハァ………重いから………降ろしてください。」
そんな潤んだ目をして言われても、ナギには降ろそうなんて気は微塵も起きない。
ナギ「…聞こえねぇな。」
馬「…………」
僅かな抵抗であろう、馬は目をきつく閉じ顔を背けようとした。
しかし、それも許さない。
すかさず馬の頬を狙い口付けをする。
馬「…ヤァッ……」
反対側を向こうとする馬だが、このタイミングでナギは身体を解放してやり、代わりに両手で彼女の顔を挟み込んだ。
馬「………」
ジッと怒ったような顔で見てくる馬。
怒っているのにとろんとした瞳をして、それでいて焦点の合っていない様はまるで誘っているようだ。
ナギの身体が熱くなってくる。
ナギ「……キスはアリか?」
率直な質問を彼女にぶつける。
馬は一瞬目を見開き、頬が今以上朱色に染まって行くのがわかった。
そして、必死に首を横に振って拒絶しているのが手の感触から伝わる。
ナギ『ダメか…』
ナギは残念に思ったが、すぐに馬の首筋に舌を這わせた。
馬「ンンッ…!」
ピチャ…ピチャ……
ナギ「……フッ……………フッ…………」
ナギもつい興奮してしまい、吐息を漏らしながらただひたすら彼女の首筋を味わう。
馬「アァァァッ………イヤッ……もうやめっ……」
馬の静かな嬌声が部屋に響く。
ナギ「……お前も昨日俺にしてただろ。」
ナギは舐める行為を中断して馬の顔をわざと見やる。
自発的に溢れる涙でグチャグチャの顔をしているが、それが酷く色っぽい。
馬「………ハァッ…ハァッ……ハァッ……ハァ……」
今のこの時間は彼女からしたら束の間の休息なのだろう。
必死に息を整えようとしているのだが、その姿さえも酷く艶めかしかった。
ナギ「……まだだろ?他にもお前は何かしてただろ?」
荒い息を繰り返す馬の耳元に囁いてみる。
馬「……!?……イヤ…………」
ナギの言葉を聞いた馬の顔が一瞬にして怯えた表情になる。
あぁ、愉しくてたまらない…そんな事を思うナギ自身も相当酔っているようだ。
……………………………
馬を、昨夜やられた以上に執拗に責め過ぎたのかもしれない。
馬「……ハッ……ハッ……ハァ………ハァ……」 彼女はただ息をしているだけの人形のようになってしまった。
馬が動けないことを良いことに、布越しに彼女の股間を弄る。
馬「そ、それは…だめっ…」
ナギ「………首と耳だけですっげぇ感じてんのな。」
この時のナギは凄く悪い笑みを浮かべていた。
馬を責め苛む事がこんなにも楽しいとは。
閉じられていた馬の瞳が重たげに開き、
馬「…ハァハァ……っこの変態料理人…いつか仕返ししますから……」
と、精一杯の虚勢を張った。
あぁ、いつもの馬に戻ったか。 まぁ楽しめたから良い。
明日の今頃にはまた船上生活に戻っている。 こうして馬に嬌声を上げさせるほど悪戯はできなくなるから、もう少しだけ彼女に触れておこう…
そんな事を考えながら、ナギは馬を抱き寄せた。
(その6へ続く、ミニあとがきへ)
【ミニあとがき】
次でシャハイ島シリーズは最終章になります。 長旅になりましたが最後までお付き合いくださると幸いです。
それにしてもナギさんが本気で手を出さないのが偉い!と心の底から思います。
馬ときどき魔王 管理人より。(※と、2014年度の管理人が申しておりました!)