シャハイ島~蝶とファラオの花畑~
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名前を入れないと『馬』になるので、あなたの脳内で馬が大暴れするでしょう…お気をつけください。
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馬「シンさんありがとう!!お陰様でナギさんパワーを充電できました。」
ヒソヒソ…
シン「礼を言われる程の事じゃない。
それよりも、さっきナギから頼まれた事があるぞ。オレが馬をエスコートして今日のディナーを無事にやり通してくれってな。」
ボソボソ…
馬「ナギさんからのミッションですね!! やります、私はやりますよシンさん!! 今世紀最大のエスコートされる人間をやり抜いてみせます!!」
コソコソ…
馬の熱意の丈をコッソリとシンに囁いた。
シンはおもむろに手をかざし… ポンッと馬の頭に置いた。
そして、
シン「しっかりやれよ(※頑張れの意)。」
まさかの励ましの言葉をかけた。
馬『シンさんに励まされるなんて銃弾が降ってきそうだわ…人々が阿鼻叫喚する大惨事ね。』
馬が激戦区を思い描いてる間に、シンはナギを見て軽く笑みを浮かべた。
馬も釣られてナギを見てみると…夜叉の如く睨まれてしまった。
馬『うわぁ…怖すぎて痙攣しそう… 今のナギさん波動まで出して私を見てるや。
きっとディナーに対しての並々ならぬ情熱がそうさせてるのね…今夜の失敗は…許されない!!』
勿論ナギはシンにそんなことを頼んでいない。
馬は激しく勘違いしたまま気合いを入れた。
(時間は少し遡ってサラ視点)
サラ『パトロンさんのお連れの方もとってもイケメンね。でも馬ちゃんは全く彼の事を気にしてない様子…』
三人の内の一人だけ、パトロンに該当する人物がサラの元へとやってきた。
シン「店員、世話になったな。代金はいくらだ。」
サラ「はい。馬ちゃんは身内価格と言うことで…」
ヘアスタイルとメイクアップの代金は差し引いて、ドレス代だけを請求する。
シン「そんな額で良いのか?」
サラ「身内価格ですから。 服の品質は保証いたしますわ。」
ニッコリと営業スマイルを繰り出すサラ。
ふと馬の方を見やると…
サラ『え!?馬ちゃんとお連れさんが抱き合ってる!!!』
パトロンの目を盗むようにして馬と連れの男が抱擁しているように見えた。
王さまの耳はロバの耳、そんな秘密を知ってしまったサラは冷静に自分の頭で整理する。
サラ『見てはいけないものを見てしまったわ… きっと馬ちゃんはお連れさんの方が好きなのね。
でもパトロンさんを裏切ることができないから二人はこっそりと人目を阻んで逢い引きをしている…!?』
サラは自身の人生辞書から『禁断の愛』という言葉を引っぱり出した。
サラ『そう、禁断の愛ね!!一方パトロンさんの方は束縛の愛…馬ちゃんは揺れ動いているのね。』
冷静に整理した結果、ドロドロの関係が見えてきてしまった。(※全て誤解です)
シン「よし、金も払ったことだし行くぞ馬。」
馬「はい!! サラさん、ありがとうございましたー!!!また後でここに来ますね!!!」
馬はバッチリ気合いが入り過ぎたのか、一言一句暑苦しく叫ぶように返事をした。
サラ「あら、やる気があって良いわね♪この後のディナー頑張って。 昔教えたマナーを思い出してね!
お客様もお連れ様もありがとうございました。」
ニコニコとサラも返し、最後に店員として美しいお辞儀で一礼をした。
彼女(※実は彼)の動作は一つ一つが美しい。
馬『サラさんみたいに振る舞えば良いんだよね、よし!!!』
さらに気合いでみなぎる馬。
馬『合戦の地は高級レストラン!!!
ナギさんの期待に応えるためにもいざ行かん!!!』
馬は無性にホラ貝を吹きたくなったので、次回の買い物リストの中にホラ貝を追加しておいた。