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名前を入れないと『馬』になるので、あなたの脳内で馬が大暴れするでしょう…お気をつけください。
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※虫ネタです!
【ハヤテとミツバチ】
馬「かーわーいー↑いー↑!!」
何かを見て声高に可愛いを連呼する馬にハヤテは声を掛けた。
ハヤテ「なんだぁ?お前が女みたいな喜び方をするなんて珍しいな。」
と、凄くナチュラルに失礼な声掛けだった。
馬「いやいや、女みたいって!私の普段の動きからして『女の色気!!』しか感じないでしょう?」
馬はそう言いながらハヤテに向かって真顔で投げキッスをした。
ハヤテ「うぇ…顔が怖ぇし、そもそもお前にそんなんされると鳥肌が…」
馬「『うぇ』って何でえずいてるんですか!鳥肌まで立てて!!」
ハヤテ「そんな事より、さっきから何見て可愛いって言ってるんだ?」
馬「あ、そうでしたね、ミツバチですよ。」
ハヤテ「え…ハチ?」
意外な答えにハヤテはキョトンとしてしまう。
可愛いと言えば、一般的に犬や猫などの愛くるしいものを指すのではないのか。
馬「首のフワフワの毛が可愛いのなんのって!!」
ハヤテ「えぇー、ミツバチって毛生えてんのか。でもそんなのが可愛いかー?」
馬「可愛いですよ!しかも侮るなかれ、ミツバチは可愛いだけじゃなくて強いんです!!」
ハヤテ「強い?」
『強い』という言葉につい反応してしまうハヤテ。
男子は常に強さを求めて日々を過ごす生き物なのだ。
馬「はい!巣に侵入してきたスズメバチをおしくらまんじゅうの摩擦熱で倒すのです!」
ハヤテ「まんじゅう…?」
馬「集団ヒップアタックをヤマト語で言ったのがおしくらまんじゅうです。」
ハヤテ「ふーん、ヒップアタックの熱で焼き殺すわけか。
でもそれは敵が一匹だけの話だろ?複数で襲われたらおしくらまんじゅうも通用しねぇんじゃねーの?」
馬「むむっ!ハヤテさんのくせに正論をぶつけてくるとは!! せいっっっ!」
ドンッ!
馬は容赦なくハヤテにヒップアタックをお見舞いする。
ハヤテ「うわっ、やめろよ!」
馬「私一匹だけでもおしくらまんじゅうの破壊力が凄まじいことをお見せしましょう!とりゃ!!」
ドンッ!!
ハヤテ「うっっ…くそー、地味に痛いな。」
馬バチのおしくらまんじゅうは単体攻撃でもじゅうぶんに威力があるようだ。
【シンとカラスアゲハ】
とある島に寄港したシリウス号。
皆がそれぞれの買い出しに出掛けている時、シンは一人屋外喫茶店でコーヒーを飲みながら読書をしていた。
馬「シンさーん…… はっ!美しい…………」
シン「なんだ、オレに見惚れてるのか?」
シンはフンと鼻を鳴らしながら、あまり興味がなさそうに反応した。
馬「シンさんも美しいですが、今アナタの頭にゴージャスな蝶…カラスアゲハかな、そいつが停まってるんです。 凄い!絵になる!!」
馬はうっとりと頬を赤らめている。
彼女の表情からして、本当にシンと蝶とのコラボレーションに見入っているようだ。
しかし、
シン「それを早く言え」
蝶が停まっていると知り、シンはすぐに頭上の蝶を煩わしそうに追い払った。
追い払われた蝶はヒラヒラとそのまま空の彼方へと飛んでいってしまった。
馬「ああー、折角綺麗だったのに!」
シン「興味ない。」
馬「……シンさんの部屋も今の光景くらい綺麗だったら良いのに。」
シン「何か言ったか?」
馬「アナタ様以上に蝶の似合う殿方はいらっしゃらない、って褒めたんですよ。」
シン「そうか。」
やはり興味が無いのか、再び本に目を通し出すシン。
しかし、馬もお構いなしとばかりに喋り続ける。
馬「でもアナタ様に一番似合うのは蝶よりもバタフライ仮面の方だと思います♪」
シン「………は?」
馬「そして乗馬用のムチとか、赤いロウソク等も一緒にお持ちになるとパーフェクト!」
シン「お前の中のオレのイメージってどうなってるんだ。」
馬「そりゃあ勿論、どSの女王様っす!……多分ハヤテさん辺りを責め立てたら、一部の女性から熱狂的な支持を得られると思いますよ。」
シン「やめろ、気持ち悪い…」
馬「よーし、そうと決まればシンさん用にバタフライ仮面を買ってきます!!」
シン「ちょっと待て!!!」
シンの制止も聞かずに彼女は走り去ってしまった…
その後、馬は本当にシンのために有言実行を貫き、怪し気なバタフライ仮面と共に赤いロウソクと乗馬用の鞭も購入して戻って来た。
ソウシ「話は聞いたよ、これは私から。」
彼女の買い物に付き添っていたソウシからも追加プレゼントということで、粗めのロープ…いわゆる荒縄とレザー調のボンデージ衣装の2つも手渡された。
馬「…ふぅ、これで全部揃いました。備えあれば憂いなし!ってことで遠慮なく使ってくださいね♪」
シン「………」
ありがたくない事にシンの手元にはパーフェクト女王様セットが揃ってしまった。
一体これをどう使えと言うのか…流石のシンも頭を抱える代物だった。
後日、
リュウガ「我らがシリウス海賊団の航海士と操縦士であるシンはさらに女王様の役職も追加したんだってな?馬から教えてもらったぞ!!」
シン「は?」
リュウガ「勉強熱心で何よりだ!!これからどんどん捕縛した敵を責め立ててくれよ!ガハハ!!」
と、リュウガからとんでもない激励を受けたシンは元凶である馬を責め立てるため、鞭と荒縄を持って船内を追い掛け回したという…