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名前を入れないと『馬』になるので、あなたの脳内で馬が大暴れするでしょう…お気をつけください。
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※虫ネタです!
【ソウシとモンシロチョウ】
ヒラヒラヒラヒラ…… ヒラヒラヒラヒラヒラヒラ……
馬「おっふ、おぉふ…」
馬の周りを無数のモンシロチョウが群がっている。
ソウシ「うわっ!凄いね。群がられてるねぇ…」
馬 「そ、ソウシさん…私このままじゃ窒息死しそうで……うゎっぷ!」
実にメルヘンな光景だがチョウの数が多過ぎてもはや暴力の域に達している。
馬がこうなってしまった経緯はこうだ。
馬「この島の穴場スポットはどこかな〜♪」
面白い虫がいないか散策している時、壁の亀裂に目がいった。
馬は何も考えずに木の枝を差し込んでみると、そこは越冬組のモンシロチョウの群れの住み処だったようで…
ソウシ「君は虫に好かれやすいって聞いていたけど……こうなるんだね!」
馬「あぷっっ、ソウシさーん、笑ってないで何とかしてくださ~い!」
ソウシ「あ、ごめんごめん。」
馬に群がる蝶を素手で捕まえては遠くに投げを繰り返すソウシ。
『千切っては投げ、千切っては投げ』 の表現に近い動きをしている。
そんな様子をハヤテとトワの若人二人が遠目で眺めている。
ハヤテ「…おい、トワ。 ソウシさんからドンドン蝶が量産されてるように見えねぇ?」
トワ「あ!見えます見えます。ソウシ先生、モンシロチョウの親分って感じに見えますね。」
ハヤテ「でもニコニコしながらチョウを投げる姿は親分と言うよりか、化け物って感じがするよな。」
トワ「え?」
ハヤテ「ソウシさんは、人間に殺された数百匹のモンシロチョウの化け物……!とかだったら面白いのにな。」
トワ「ハヤテさん、後ろ…」
ハヤテ「あ?」
ソウシ「……誰が化け物だって?ハヤテ♪」
その後、ハヤテの絶叫が辺りに響き渡った。
……………………………
【トワとショウリョウバッタ】
馬「お!バッタだー」
馬は掌で包み込むようにしてショウリョウバッタを捕まえた。
馬「はい、トワ君。あげるねー」
トワ「ありがとうございます…って、いらないですよ!」
馬「あれ?トワ君が乗り気じゃないなんて珍しい。バッタ苦手なの?」
トワ「…じ、実は少しトラウマがあって…」
馬「あ、そうなの?ごめんごめん!」
パッとバッタを包んでいた手を開いてを解放してやる。
ピョンッ!
しかし、何故かトワの方に向かってバッタは跳んでいってしまった。
トワ「…わわゎっ」
バッタが身体に貼り付き、思いのほか慌てふためくトワ。
その様子を見た馬は急ぎバッタを捕まえて今度は遠くまで投げ放った。
トワ「…ありがとうございます……やっぱりバッタは少し怖いですね。」
馬「いやいや、私こそ勝手に捕まえてごめんね。でも、なんで怖いの?」
トワ「……僕が10にもならない子どもの頃、その日は何を思ったのかバッタを沢山捕まえようと考え付きました。」
馬「ほうほう」
トワ「夢中で捕獲していき、気が付けば虫かごはバッタでぎゅうぎゅうに詰まっていて…」
馬「何か嫌な予感…」
トワ「その数の多さに焦った僕はすぐに虫かごの蓋を開けたんです…そしたら……」
馬「ま、まさか……」
トワ「……うぅ……放たれたバッタの殆どが何故か僕に向かって一斉に跳んで来たんです……多分100匹はいたと思います。」
馬「いやぁぁぁ、それはキツいよ、トワ君。」
数多の虫が自分に群がってくるという地獄絵図の光景を思い浮かべて馬は身震いをする。
トワ「それ以来、僕はバッタが少し苦手になっちゃいました。」
馬「うぅぅ、トワ君にそんな辛い過去があったなんて……」
小さな虫も数が集まれば脅威になってしまうのだ…