プロローグ〜タル大回転〜
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名前を入れないと『馬』になるので、あなたの脳内で馬が大暴れするでしょう…お気をつけください。
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各々の思惑が交錯する中で、眼帯の男が馬に向かって言葉を発した。
弟王子系トワ
バンダナ男前ナギ
癒やしのドクターソウシ
大人ワイルド船長のリュウガ
金髪碧眼王子ハヤテ
の順番で登場したシリウスメンバー達。
この眼帯の男が最後の1人のようだが、彼も漏れなく「眼帯クールビューティ」という二つ名が付くであろう眉目秀麗な外見をしていた。
?「この女か?タルから出てきたって変人は。
…………ん?お前どこかで…」
眼帯男のなかなかに失礼な言葉を聞いた馬は脳裏に衝撃が走った。
馬「ああぁぁ!アナタはあの時の!!」
大タルに入り込むきっかけとなった前後の詳細を馬は眼帯男のおかげで思い出した。
バイト上がりの路地裏で不良達に絡まれてしまった馬。
困り果てている彼女を助けてくれたのが二人のイケメンで、その内の一人が確実にこの眼帯男だった。
(実際は助けたと言うよりも道を行くのに邪魔だったから蹴散らしたというのが正解なのだが。)
馬は人の顔をキチンと覚えない派の人間なのだが、その男の眼帯だけは印象に残っていた。
馬『眼帯をしている…!!
きっとこの人のあだ名は独眼竜とかカッコいいあだ名があるんだろうなぁ、スッゲェや!!』
という憧れまで抱いた気もする。
しかし、後のタル大回転事故のせいですっかり馬の脳みそはシェイクされ、眼帯への敬意の念は忘れ去られていた。
ハヤテ「シンはコイツのこと知ってるのかよ。」
突っ掛かるように尋ねるハヤテ。
シン「知ってるも何も、お前もその場にいただろうが。コイツが男達に絡まれてただろ。」
ハヤテ「あれ?そうだったか?」
シン「お前は本当に馬鹿なんだな」
ハヤテ「あ?何だと…?」
馬『止めて二人とも!!!私のために争わないでーーー!!!! って言ってみたい…』
ナギ「止めとけ、二人とも。」
ナギが険悪な二人を止めに入った。
馬『私が二人を止める前にナギさんが止めちゃった…真のヒロインはナギさんなのね。』
馬は人間観察を続けながらしょうもない事を考えている。
トワ「怪我は無かったですか?えーっと、」
ソウシ「トワ、馬ちゃんだよ。怪我も無かったし記憶障害とかも大丈夫そうだよ。」
トワ「良かったですね、馬さん!」
タルを開けてくれた弟王子ことトワが話しかけてきた。
馬「はい、ありがとうございます!」
タルから出てきた時、馬は意識朦朧としていたが、それでもトワを一目見て可愛いという印象を持った。
馬『いやはや、トワ君を改めて見てみると茶髪で目がクリクリっとしていて、全身から若々しさが溢れてて、礼儀正しくて… やだ…この子……やっぱり可愛い…(キュン)!!!!!』
ソウシ「トワはね、こう見えても30越えてるんだよ♪」
頬を赤らめてトワにときめく馬にソウシが爆弾発言をした。
馬「……え?うぇぇ、゛゛ぁえ!! 本当ですか!?」
今一度トワの全身を舐めるように見てみる…肌艶に至っては赤子レベルと言っても過言ではないほど美味しそうな弾力を保っているではないか。
馬『30オーバーはやっぱり違うと思う…ジュルリ。』
トワ「ちょっとソウシ先生!嘘を言うのはやめてください、馬さんが信じちゃうじゃないですか。」
ソウシ「フフッ、ごめんごめん。馬ちゃんの反応が面白くてつい。」
トワ「もう、絶対変なイメージついちゃいましたよ…」
馬『なんだ、ソウシさんの冗談か。 それにしても嫌がる姿も凹む姿も萌えますなぁ、グヘヘ。 』
ソウシとトワのやり取りを見ながらニッコリと微笑む、否、ニヤニヤとする馬を見て、
ナギ『絶対コイツ変なこと考えてるな…』
ナギは馬の邪な考えを確実に読みとっていた。
リュウガ「おーい、今後の馬の待遇を考えるぞー!」
すっかり忘れていたが、この後馬に運命の審判が下されるのだ。
馬『もし死刑判決になっちゃったらあそこから飛んで逃げよう! ヤマトまで泳いで帰るしかない…』
帰れるかどうかはともかく、そう易々と殺されてはたまらないので馬は逃走経路を確認する。