プロローグ〜タル大回転〜
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名前を入れないと『馬』になるので、あなたの脳内で馬が大暴れするでしょう…お気をつけください。
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ナギ「…早く行くぞ。」
一連のマワシ騒動を収束させたナギは足早に先を行く。
慌てて馬も彼の後に続く。
馬『って、おーい。 ナギさん、ちょっとどころかかなり速くない? 私、競歩どころか軽くジョギングしちゃってるんだけど…』
馬はナギに置いていかれないように必死に追い掛けている。
そして、
馬『あ、もしかして、ナギさんは私に走れって言いたいのか!』
段々と馬の思考の雲行きがおかしくなってきた。
馬『さっきもヤマト名物のお代官様おやめくださいゴッコをやって仲良くなれたしね。
今度は一緒に走行トレーニングしようってわけだ!!よーし…』
馬の脳内でとんでもない結論に至った頃、当のナギは、
ナギ『一刻も早くコイツから解放されたい…』
自分の気力を全て奪われる前にこの女の相手を誰かに変わってもらおう、 コイツといるとただただ疲れるだけだ…と考えていた。
そのため、ナギの歩調は自然と速くなったのだが…
馬「オッケー、ナギさん!!こうですね!!」
全力疾走の馬がナギの横をすり抜けていった。
ドカンッッ!!
馬「ギャァッ!」
そう広くはない船内廊下の突き当たりで壁にぶつかる衝撃音と馬の悲鳴がこだまする。
ナギ「………はぁ。」
今日だけでナギは何回溜め息をついただろうか。
……………………………
ナギに連れられて向かった先はシリウス号の甲板だった。
甲板には船長リュウガによって呼び寄せられた全ての船員達が集まっていた。
リュウガ「遅かったな、ナギ、馬!」
ナギ「…すいません、馬の着替えに手間取ってました。」
リュウガ「おっ、早速ナギは馬の着替えを見てた」
ナギ「いいえ!」
ナギの即答ぶりは見事だった。
馬「………………」
馬はキョロキョロと様子を覗っている。
馬『えっと、この人が船長のリュウガさんで…』
先程医療室で診察してくれたソウシもいる。
馬『お医者様のソウシさん!安らぎの天使様だよね。』
ソウシ「あれ?馬ちゃん、さっき診た時より傷が増えてない?」
馬「はい!この傷はナギさんから受けた愛のムチですね!!」
ソウシ「愛?」
ナギ「……違う! ドクター、勘違いしないでください。」
真実は、壁に激突して動けないでいる馬をナギが階段まで引き摺った際に出来た傷である。
ソウシ「フフッ、ナギと仲良くなれたんだね。」
馬「はい!ナギさんにクルクル回してもらったり、一緒に走ったり楽しかったです。」
ニコニコと答える馬だったが、その答えに驚愕する男がいた。
ハヤテ『そんなのナギ兄のキャラじゃねぇだろ……俺がシャワー室から出た後、一体何があったんだ?』
ウンザリしているナギの横で、驚き顔のハヤテが彼を凝視する。
そんな彼らの様子を観察するドクターソウシと、同じく人間観察中の馬。
ソウシ『あんな顔のナギとハヤテが見られるなんて今日は面白い日だなぁ。』
馬『ナギさんの横にいるのがハヤテさんだったかな。 そうそう、私の特大ヒミツ、洗濯スパンキングを知る重要人物だったわ! 何とか忘れてもらわないと…』
ハヤテ『ナギ兄、どうしちまったんだ!!!』
ナギ『…もう関わりたくねぇ…』
各自、胸に抱く感想は様々である。