シャハイ島~蝶とファラオの花畑~
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第二回、シンと馬のドキドキ☆質問大会~ナギを無視する理由とは?~
シン「馬らしくない。」
馬「何がです?」
シン「いつもはナギが来ると尻尾を振って喜ぶだろう。」
馬「………」
シン「理由は何だ?」
馬「…ナギさんに言われました、この島にいる間は話しかけるなって。」
シン「ナギも懸賞首だからな。 馬との関わりを他者に知られたくないのだろう。」
馬「それに船でずっと私といると疲れるだろうから、」
シン『バカなりに自覚はあったのか。』
馬「島にいる間は一人でゆっくりしてもらいたいので、さっきは断腸の思いでナギさんを見なかったんです。」
シン「大体の事情はわかった。馬が健気な大バカだって事もな。」
馬「ん?悪口が聞こえた気が…」
シン「幻聴だろ。」
シンは今聞いた話は心の片隅にでも置いておくことにした。
……………………………
シン「さっさとドレスを選べ。」
ズラッと並ぶ大量のドレスが眩しすぎて馬の目がチカチカとする。
馬「うぅ…ナギさんの好きそうなヤツでおねっしゃぁっしやっす(お願いしますの気合い形)!」
シン「この島ではアイツに関わらないのだろう? 気にせず選べ。」
馬「…ぐっ!…全部……同じに見えま、」
?「いらっしゃいませ、何かお探しですか?」
息も絶え絶えに死にそうになっている馬を見兼ねてか、店員が声をかけてきた。
馬「タオルみたいなドレスはありま、」
シン「タオルは忘れろ!」
?『タオル…』
変な事を言う客だな、と店員は馬の顔をチラリと見てみる。
それは彼女にとって懐かしい顔だった。
?「馬ちゃん!!!!!!」
馬「お?」
シン「…?」
訝しく思う二人をよそに店員はさらに話しかける。
?「馬ちゃん!!ほら、私よワ・タ・シ☆」
馬「…はて?私にこんな美人で豪華なオネエサンの知り合いなんて…………」
シン「………」
シンも馬と同じ事を考えていた。
磨き抜かれた都会の美女といった風貌の店員が、ドレスなんか着たくないと叫ぶ馬の知り合いには到底見えないし、人種からして全く異なっていそうだ。
馬「………もしや!!サラさんなのでは?」
ところがどっこい、まさかの知り合いだったみたいだ。
サラ「そうよー♪ヤマトではお世話になったわね。 アケミさんは元気?」
馬「いやいやいやいや!!お世話になったのは私の方で…サラさんには頭があがりませんからっっ!」
土下座しそうな勢いの馬をサラは慌てて止める。
サラ「ちょっと待って馬ちゃん、お店で土下座は止めて(笑)」
シン「店員、本当に馬の知り合いなのか?」
サラ「はい、お客様。昔同じ職場で働いておりました。」
流石、サラは高級店の店員だけあって、シンのような口の悪い客にも笑顔で接客をこなす。
シン「ならコイツにドレス一式を見立ててやってくれ。金は全てオレが出す。」
サラ「はい、かしこまりました。馬ちゃん、こっちおいで~。」
馬「あ~れ~!」
サラに店の奥に連れて行かれる馬。
怒濤の展開に馬の頭は追い付いていなかった。
……………………………
暫く女子トークをお楽しみください。
サラ「ちょっと馬ちゃん、やるじゃない!!」
馬「……?」
サラ「あの眼帯のイケメンは彼氏?それともパパさん?」
馬「プププッ、お父さんに見えますか?よし、今すぐシンさんのとこまで行って『老け顔』の称号を、」
サラ「待って待って!パトロンのことよ、パトロン」
馬『ますますわかんない言葉が… パトロン………メロンみたいなもんかな。 なんかシンさんはメロン食べてそうな貴族っぽいし、ここは肯定しとこう。』
サラ「やっぱり彼氏の方かしら??」
馬「彼氏では無いです!彼は希代のパトロンと言われし男、キングオブパトロンなのです!! いつも私は(お菓子で)骨抜きにされてます!!」
サラ「えぇ!!あの人若く見えるけどそんなに馬ちゃんを(性技で)悦ばしてくれるの!?」
馬「(報酬のお菓子に)喜んでます、喜んでますとも。 でもその代わり彼はなかなか厳しくて、(掃除は)指先でいつもチェックされてますよ~。」
サラ「…厳しく指先でチェック!!」
馬『とりあえずこんだけ凄そうに言っておいたらシンさんも喜ぶでしょう、よくわかんないけど。』
サラ『あの眼帯さん、とんでもない性癖持ちのこだわりのパトロンなのね!』
馬が適当に説明したせいでサラの中のシンのイメージがとんでもないことになってしまっている。