シャハイ島~蝶とファラオの花畑~
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名前を入れないと『馬』になるので、あなたの脳内で馬が大暴れするでしょう…お気をつけください。
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……………………………
ソウシ「えーっと、次の調味料は…バニラオイル…」
馬「あぁ、響きだけで美味しそうですね…バニラオイル…そのまま飲みたい…直接鼻に注ぎ込みたい…」
ソウシ「フフッ、糖尿病には気を付けてね。指を切断する事になっちゃうからね♪」
馬「ヒェッ…切断…リアルドクターから言われるとシャレにならないです…」
トワ「それにしても、バニラビーンズとかシナモンとか黒糖とか…砂糖も普段の倍は買ってますね。
ナギさん急に甘い物が好きになったんですかねー。」
トワはナギに渡された調味料買い出しリストを見ながら疑問に思った事を口にする 。
馬「ホントにそうだったら私とナギさんで甘党同盟作れちゃうね!! 合言葉は『砂糖』『舐めたい』で☆」
トワ「うわー、ナギさんらしくないなー。」
二人の会話を微笑ましく聞いていたソウシ。
ソウシは真相がわかったので二人に答えを示してやる。
ソウシ「フフッ、多分馬ちゃんのためだろうね。」
馬・トワ「どうしてです?」
ソウシ「馬ちゃんに甘い物を作ってあげたいんじゃない?」
トワ「!!!」
馬「なるほど!!ナギさんはスイーツ男子(甘い物が好きで自分で甘い物を作ってしまう男子のこと)に目覚めたって事ですか!!
…つまり、最終的には裸エプロンのナギさんにチョコレートをかけたりマシュマロを乗っけたりして、いわゆる男体盛、」
トワ「うわーっと、馬さん過激です、ストップ!!」
慌てて馬の妄想スイーツ男子語りを止めるトワ。
トワ「もう、どうしてそんな過激なナギさんが出来上がるんです!!」
ソウシ「アハハハ!それ良いね、馬ちゃん! 絶対ナギは嫌がるだろうから、今度押さえ付ける練習しようか♪」
一方のソウシはノリノリである。
ナギの男体盛り、もといスイーツ男子話に花が咲く三人だった。
……………………………
ソウシ「これでリストの分は全部揃ったね。 トワ、馬ちゃん、一度船に戻って荷物を置いてこようか。」
トワ「そうですね。」
馬「あ、あのソウシさん!」
ソウシ「ん?どうしたの。」
馬「この辺、結構女の人一人で歩いてるし、私一人で服屋に行ってきても良いですか?」
よいしょ、とソウシの耳元まで行ってヒソヒソと馬は本当の事情を説明する。
馬「それに、下着や生理用布を買いたいんです…」
と、女性特有の退っ引きならない事情を話した。
ソウシ「あぁ、そうだね。いいよ。 19時には皆で夕飯に行くから18時に一度船に戻っておいで。」
馬「はい。ありがとうございます!」
トワ「馬さん気を付けてくださいね!」
馬「うぃーっす、トワ君また後でね。」
二人に手を振ってからすぐに駆け出した馬。
向かう先は勿論服屋だろう、 そう思いながらソウシとトワは船へと戻っていった。
しかし、実際の馬の向かった先は違っていた。
……………………………
馬が向かったのは郵便店だった。
そこで便箋を購入し、手紙を書く。
しばらくして…
馬「できた!!」
書き上がった便箋と共にリュウガにもらった賃金の半分を郵便袋に入れようとした、瞬間、 何者かにそれら一式を奪われてしまった。
馬「へぁっっ?!」
いつもの如く間抜けな言葉を発してから、奪った人物の顔を見る。
馬「シンさん!!」
シン「宛先が海軍宛になってるが、コソコソと何をやっている?」
険しい顔と口調で馬を強く詰問する。
馬「シンさん、返して!!」
珍しく馬も声を荒げる。
シン「フンッ」 そんな馬にはお構い無しに、手紙の中身を確認する。
内容はこうだった。
『タケルくんへ。 海軍のお仕事は大変ですか?
馬姉ちゃんは料理屋のバイトを辞めて、色んな場所を転々とする派遣のバイトをすることになりました。
だから暫くヤマトには帰れません。 前と違って不定期になるけど、お金が溜まったらまた仕送りするね!
そのお金でプロテイン買ったりしてください。
それでは、立派な将校さんになってね~☆
追伸、あなたが可愛いって言ってた人は実は男性だったよ!!!姉ちゃんもビックリしてチビりそうになったというか、実際チビったよ!!!
馬より。』
シン「……………弟がいるのか。」
馬「はい、ムッキムキの。」
シン「海軍なのか。」
馬「はい、ムッキムキの海軍です。」
シン「確かにプロテインは高い。」
馬「はい、だから昔から仕送りをしています。」
シン「………そうか。」
念には念を入れて暗号文等は無いかの検閲をした後に、馬の名前のみの記載、かつ、シリウス海賊団のことは決して明かさないという条件を出して、シンは仕送りの許可を出した。