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名前を入れないと『馬』になるので、あなたの脳内で馬が大暴れするでしょう…お気をつけください。
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※虫ネタです!
【ナギとオオカマキリ】
馬「ナギさーん。」
食料買い置きのためにとある島に停泊中のシリウス号。
一緒に買い出しに行かないか、とナギが馬を誘おうとしたときには既に彼女の姿はなく、どうやらフラフラと近場の野原を探索してきたみたいだ。
ナギ「お前…何持ってんだ?」
馬の手には、ワシワシと手足を動かして威嚇する黄緑の大きな虫がいた。
馬「見てくださーい!!多分オオカマキリ~♪」
ナギ「飼うなよ。」
馬「え!藪から棒に何言ってるんですか。」
ナギ「お前には青虫の前科があるからな。」
馬「む!カッコいいのに。ほら!」
パッとナギの胸元にカマキリを放す。
ナギ「ぅゎっっ、やめろ…………」
ナギは捕まえようとしたが、意外とカマキリの動きが速く、
馬「おぉー!ナギさんの頭まで上りきった! ……こうして見ると………なんだかカマキリ使いみたい。」
カマキリはナギの頭の上を上りきり、その頂点の位置で威嚇のポーズを取っている。
馬「あ!良いこと思い付きました♪ナギさんがこのカマキリに鎖を付けて飼ってたら、皆『鎖ガマのナギ』ってその鎖ガマかーい!ってツッコんじゃうでしょうね、プフフッ♪」
ナギ「アホ言ってないで早く取れ!!」
馬「嫌です!私は今の『鎖ガマのナギ』さんの雄姿を目に焼き付けておきたいのです!!超カッコいい!素敵!憧れるぅー!!」
ナギ「……顔が笑ってんだよ。ったく適当なこと言いやがって。」
ナギはカマキリの捕獲に成功し、そのまま馬の肩の上にカマキリを放流した。
馬「ぎゃぁっ!!」
カマキリは馬の顔面上を無遠慮によじ上っていく。
馬「痛い痛い……取ってくださーい!」
ナギ「……憧れるんだろ?俺は船に戻る。」
馬「ちょっとナギさーーん!!」
……………………………
【リュウガとコーカサスオオカブト】
馬「ナギさん、アレを見てください…」
ナギ「……どうした?」
馬「あちらの酔いどれ船長です。」
ナギ「……チッ!船長、また勝手にワイン持ち出してるな。」
馬「ナギさん、見るところが違う違う。肩見てくださいよ、肩!」
ナギは馬に指摘され、リュウガの肩の方を見直す。
ナギ「…うゎっ。」
そこには何故か大型のカブトムシ、コーカサスオオカブトがしっかりと張り付いている。
とにかく大きい。甲虫界の王者と一目でわかる程には大きいサイズのコーカサスオオカブトがリュウガの肩に張り付いているのだ…
馬「ナギさん、アイツ格好いいです……取ってきてください。」
ナギ「……いや、要らねぇ。」
馬「えっっ!ナギさん男の子でしょう?アイツが欲しくないんですか?!」
ナギ「…あぁ。」
馬「なんと!!ナギさんには【ピーー】が付いてないのですか!?アイツにときめかない男子がこの世に存在するなんて…」
ナギは馬に軽くデコピンをした。
馬「ギャフンッッ!」
ナギ「…くだらねぇ。ていうか、船長が好んで乗せてたら取れねぇだろ。」
馬「あ、その発想は無かった!船長の相棒パターンか…それなら諦めないとですね。」
ナギ「…あの人は自由人だからな。カブトムシの一匹や二匹、乗せることもあるだろ。」
馬「そうですね、諦めます…」
適当に答えるナギだったが、上手く馬を納得させる事に成功した。
その後…
トワ「わゎっ!船長!肩にでっかいカブトムシが乗ってますよ」
リュウガ「……あぁん? って、うわっ!デケぇな、おい! てか、デカすぎて気持ち悪ぃっっ!トワ、早く取ってくれ!!」
トワ「えー、こんな大きいの僕だって触りたくないですよ…」
リュウガ「うわ、顔まで上ってきた!!おい、トワ早く!!」
トワ「えええーーー、無理ですよ!!」
意外と虫が苦手な男子は多い。