ニャンニャンニャンニャン(2222キリリク作品)
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名前を入れないと『馬』になるので、あなたの脳内で馬が大暴れするでしょう…お気をつけください。
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馬「部屋主の言うことは絶対ってわかってます。 だから虫達は海に捨てないといけません…」
ナギ「……」
馬は肩に置かれたナギの腕にそっと手を乗せる。
馬「でも…もうサナギになりそうなハヤテ君を見たら捨てるなんて……出来ないです。」
ナギの腕から手を離す代わりに彼の胸にさらに身体を寄せる。
馬「…ナギさん……お願い、」
潤んだ上目遣いでナギを見つめる。
ナギ「………何だ?」
いつもと違う彼女の雰囲気に流されてか、普段は無骨なナギでも流石に顔が赤くなる。
馬「次の島でもハヤテ君達と同種の蝶がいるってシンさんの本に書いてありました。
次の島を発つ日までに虫達を野に放つと約束します… だからその時まで虫達を私が育てても良いですか?」
ナギ「……………」
ナギは馬を見つめた。
彼女の目は、涙のせいで少し赤くなって潤んでいる。
そんな熱っぽい目を見ていると嫌でも男性の本能が揺さぶられてしまう。
馬「…ナギさん…?」
囁くように名前を呼ばれ、ナギの心はさらにざわついた。
ナギ「わかった、」
馬の肩を抱く腕に力を入れ、そのまま胡座をかいている自分の足下まで強引に寝かせた。
馬「…やっ…」
急に押し倒された馬は、反射的にか弱い声を上げる。
今のナギにはその声ですら刺激になってしまう。
ナギ「…………」
ナギは馬を床に押し倒したまま、自身の羽織っていた白いシャツを素早く脱いだ。
シャツを脱ぎ、タンクトップ姿になったナギは、馬の首筋に唇を落とした。
馬「……んんっ」
馬はくすぐったくて声を漏らした。
その様子に気を良くしたナギはもう一度唇を落とす。
馬「あぅっ、……な、ナギさ……」
ナギ「……何だ?」
ナギは動きを止めて馬の顔を見上げた。 真っ赤な顔で目に涙を浮かべる彼女の表情は、普段と全く違って見えて殊更ナギを煽ってくる。
馬「ほ、本当に虫達を捨てなくても…良い…ですか?」
いつものアホそうな声ではなく、控えめな愛らしい声のままナギに尋ねた。
ナギ「あぁ、良い。」
そのままナギは馬に口付けをしようと顔を近付けた、 が、 ナギの口を馬の手が制した。
ナギ「…っ…?」
馬「よっしゃぁぁぁぁ!!!! ナギさん本当ですね、約束ですよ?良いって言葉を2回も聞きましたからね??イェスッイェスッイエーーッス!!」
ナギ「!?」
あぁ、いつもの馬だ… ナギは悟り、急激に雄としての熱が冷めていく。
馬「ナギさん優しいですね! いょっ、憎いねこの女ったらしの男前!!!」
ナギ「………」
馬「……あれ?」
ナギ「…………………」
ナギは、こんなヤツに自分の心は弄ばれたのか、と非常に悔しく感じており、般若の表情をしている。
馬「ナギさーん、おーい。」
ナギ「……もう寝ろっっ!!」
馬「ええー!?ナギさん怒り狂ってます? あの、もうちょっとお触りタイムします?」
M字開脚を披露して煽りとしか言えない動きをする馬。
ナギ「いいから寝てろっっ!!」
ナギは怒鳴りながら部屋から出ていってしまった。
馬「えぇー……??」
薄暗闇の部屋の中で馬は一人寂しく取り残されてしまった。