ニャンニャンニャンニャン(2222キリリク作品)
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名前を入れないと『馬』になるので、あなたの脳内で馬が大暴れするでしょう…お気をつけください。
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※虫話、苦手な方は注意です!
『料理の手伝い中、キャベツに潜む青虫達を発見した馬。
コッソリと倉庫まで行き、トワくんと一緒に虫箱を製作することに。
今回は頭脳(ブレーン)のシンさんがいなかったにも関わらず二人で立派な虫箱を作ることが出来た。
完成した虫箱の中で、ハヤテ君(大食い)・青ちゃん・イモ太・虫将軍がモリモリとキャベツの葉崩れを食べている。
微笑ましくその様子を見守る馬とトワくん… しかし、そんな二人の幸せは長くは続かなかった。
暗黒魔王の化身ナギサーンによる虫箱の撤去命令。
全ての世界を支配するナギサーンの命令は絶対なのだ… 悲観に暮れる馬だったが、ついに人類初となる対抗勢力、馬軍団を立ち上げることにした… 果たして彼女の運命やいかに!?』
上記の事を書かれたメモ用紙を読み終えた馬はソウシに向かって頼んでみた。
馬「というわけで、ナギサーンに青虫達の居住権を与えてもらうための署名をお願いします。」
ソウシ「えーっと、よくわからないけど名前を書いたら良いのかな? ソウシ…っと。」
馬「はい、ありがとうございます! これで暗黒魔王ナギサーンに一矢報いることができます。」
ソウシ「そう、頑張ってね!」
馬「はい!次はシンさんとこに行ってきます!」
医務室を後にした馬はシンのところへと向かった。
……………………………
馬「料理の手伝い中、キャベツに(―略―)馬軍団を立ち上げることにした… 果たして彼女の運命やいかに!? と、いうわけで、」
ソウシの時と同様、メモ用紙を読み終えた馬はシンにも署名を求めた。
シン「何かよく分からんが、お前が自分で書いとけ。 オレは今…忙しい!!」
晴れているにも関わらず、強風のせいで海はなかなかに荒れている。
シンは舵をグルングルンと大胆に回しながらも、しかしいつになくテンションの高い彼は、非常に楽しそうな様子で操縦に挑んでいた。
馬「えーっと、シン…っと。」
馬は揺れる航海室でガタガタとペンを走らせながら、『シン』と代筆した。
馬「うーん、書きにくいなぁ。」
余りにも大地が揺れるせいで、『ツソ』と見える字を書いてしまったが、まぁ良いだろう。
馬は航海室を後にした。
馬『これで後三人。 シリウス海賊団全員の署名をもらえばナギさんもわかってくれるはず!』
馬は希望を胸に、次なる署名協力者を求めて廊下に出た。
……………………………
ハヤテ「あぁ?署名? わかったわかった、この前部屋片付けてもらったしな。 ここに書けば良いのか?」
馬「はい、よろしくお願いします!ハヤテさんの署名、ゲットだぜ〜♪」
ハヤテ「それにしても船が揺れてんな〜。悪ぃけど(ハカニノ)って見える字書いちまった!」
馬「あ、大丈夫です!シンさんの署名も(ツソ)さんに見えますから♪」
ハヤテ「ハハッ!!アイツでも書き損ねる事ってあるんだな。」
馬『私が書いたって事は黙っておこう…』
……………………………
トワ「喜んで署名しますよ!馬さんと僕の愛の結晶でしたっけ?頑張って存続させてくださいね。」
馬「ありがとう♪トワ君の署名もゲットだぜ!」
ハヤテに続きトワの署名も滞りなく記入してもらえた。
馬『トワ君、一緒に虫箱を作った当事者なのに何処となく他人事なのが気になるけど…まぁ可愛いから良いか♪』
……………………………
リュウガ「おーぅ、馬、さっきぶりだなー。 ん?全然酔ってないぞー、ワハハハ!………おっとっと。」
馬「船長、ちょっとお手を拝借!!」
馬は殆ど意識のないリュウガの腕を勝手に取り、署名をした。
馬『シンさんと違って船長の名前は長くて書きにくいなぁ~。 よし、船長の署名もゲットだぜ!!!』
これで全員分の署名が集まった。
馬『暗黒魔王ナギサーンは今も厨房にいるはず。 この完成した聖剣ショメイを携えて、魔王に斬り込みに行かないとね!』
勇者馬は決戦の地へと向かった。
……………………………
決戦の地(厨房)に到着した勇者馬。
可愛い4匹の赤子達の運命は馬と聖剣ショメイに懸かっている!
頑張れ馬、負けるな勇者!!
…と、馬の脳内で白熱したナレーションが流れている。
馬「たのもーーーー!!!」
馬は勢いよく厨房の扉を開ける。
バンッ!!
ナギ「……………」
そこには長身のイケメン魔王ナギサーンが華麗に料理をこなしていた。
馬『…くぅっ!フライパンさばきが眩しいわ。 ナギ'Sキッチンから溢れだすオーラが半端ない!!』
ナギに挑む前から怖じ気付きそうになったが、両足を踏みしめ耐え抜いた。
馬「ナギさん、いえ、ナギサーン!!!」
ナギ「………うるせぇ……」
1時間ぶりに聞くナギの声はいつもと変わらないご機嫌ナナメモードだった。
馬「私、署名を持ってきました!!! 虫達に居住権を与えてもらいます。」
ナギ「………」
馬「ナギさん!!居住権!!!」
ナギ「……………」
馬「ナギさーん!聞こえますかー?」
ナギ「…………………」
徹底的に無視をするナギ。
馬『こ、これは魔王の得意技…聞き流し(デビルイヤーストリーム)ね。 そういう時はこう!!』
馬はデビルイヤーストリーム対策を繰り出した。
馬「ナギさんのイ・ケ・ズゥ~」
「ズ」のタイミングで腰にしがみつく逆セクハラ攻撃である。
馬『あぁ、ナギさんの逞しい腰付きにウットリする…ハァハァ。』
ナギ「……ちょっ、今は危ねぇっ!」
馬『来た、周りの全てをなぎ払う恐ろしい技… 『フライパンスイング』 でも大丈夫!今の私にはソウシ先生と共に練習した回避技、『マトリックスリンボーダンス』がある!!』
馬の脳内ナレーションはますます盛り上がっていく。