廃墟島~滅びの女王と二刀流の剣士~(その2)
こちらで夢小説の名前設定!
本棚全体の夢小説設定このブックはドリーム機能を使用しています。 名前を入れると、登場人物に自動変換します。
名前を入れないと『馬』になるので、あなたの脳内で馬が大暴れするでしょう…お気をつけください。
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
ふいに、
ガシッッ!!
馬の腕がシンの首筋に巻き付いてきた。
シン「……クッ、」
本当に一瞬の出来事で、シンの反応は遅れてしまい、まんまと馬に抱きすくめられてしまった。
さらに、
ギュゥゥゥ……………!!
シン「っ、離せ…!」
細腕なはずの彼女なのに、今に限って無駄に力強い。
馬「えへえへっ……パイ拓の後は……キッスですよね……マイフォーエバーナギにゃむん……」
『パイ拓』とは『オッパイの魚拓』を略した言葉である。
馬の夢の中では既にナギの『パイ拓』を取り終えているようで、その勢いで次なるスキンシップの口付けに移ろうとしているようだ。
シン「くっ、お前らは普段から何をやってるんだ!?
それと、フォーエバーなら間違えるなと言ってるだろ!!」
今は『据え膳食わねば~』の精神は吹き飛び、こんな状況でキスに至るなんて罰ゲームのように思えてシンのプライドが許さなかった。
そのため、シンは必死になって抵抗している。
その時、
ガチャッ!!
ナギ「馬……?」
シン「………!!」
馬「1発、熱いキッスをくださーい……」
非常に厄介なタイミングでナギが帰ってきてしまった。
ナギ「………シン…か?」
愛妻と、信頼する人物が自室のベッドで抱き合う姿を見て、顔を引きつらせているナギと、
シン「………………」
固まって動けずにいるシン。
結局は手を出さずにいた彼なのだが、一時でも仲間の想い人に下心を抱いてしまったせいで罪悪感が多少なりともある。
そして、
馬「んんー、キッスぅ………駄目ならチュゥーっと…………それも駄目ならベーゼェください、ベーゼェ……」
と、どちらにせよシンに口付けをせがみ続ける馬がさらに話を複雑にしている。
ナギ「…………………」
シン「…………………」
馬「……ぷりーずくちづけ~………」
シン「………とりあえず、」
最初にシンが動いた。
ナギ「……あ?」
シン「お前の嫁とキスをしたら良いのか?」
ナギ「………は!?」
勿論、そんな提案に難色を示すナギだが、シンは顎先でクイと馬の事を指しながら、
シン「お前のアホ嫁を何とかしろ、寝惚けてる。」
ナギにヘルプを求めた。
馬「ナギにゃん……キッスゥ……ほらほらほらぁ……」
馬は唇をタコのように尖らせてシンに迫り続けていたが、その瞳は閉じられたままである。
ナギ「あー…寝惚けてやがるな。」
シンに言われ、馬の様子を客観的に見た時、ナギは全てを理解した。
冷静かつ、切れ者のシンの対処のおかげでシリウス号に修羅場は訪れずに済んだが、
シン『手を出してたら確実に最中に帰って来てたな。』
彼の内心はヒヤヒヤとしていた。
そして、常に身に付けている母親の形見のネックレスを指先で摘みながら、
シン『母さんが助けてくれたのかもしれんな。』
と、亡き母親に感謝した。