廃墟島~滅びの女王と二刀流の剣士~(その2)
こちらで夢小説の名前設定!
本棚全体の夢小説設定このブックはドリーム機能を使用しています。 名前を入れると、登場人物に自動変換します。
名前を入れないと『馬』になるので、あなたの脳内で馬が大暴れするでしょう…お気をつけください。
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
……………………………
馬「……んー……やっぱ…新しい石鹸に……しました?」
嗅覚の鋭い馬なので、相手の匂いがいつもと違う事に少し違和感を感じているらしい。
『少し』程度の違和感で収まっているのは、シンの匂いも馬の好きな部類のため、『好きな匂い=ナギ』の方程式で成り立っている彼女からすれば、さほどの相違が無い状態なのだ。
シン「……………」
シンは馬を見下ろしながら考えていた。
シン『こいつはもう処女じゃ無いし、無駄な事は省いてさっさと済ませるか…』
シンはまだ馬が処女だということは当然知らない。
そのため、前戯などは無しにして、すぐ本番行為に挑みたかったが、
馬「おっふ、……おっふふ(笑)……クカー……」
シン『相変わらず救いようのない間抜け面だが………あぁ、』
寝惚け笑いをしている彼女をまじまじと見ている内に、ある重大なことに気が付いてしまった。
シン『こいつは……母さんに似てるのか。』
馬「……クカピー……」
シンは、ほぼ寝てしまっている馬の頬にそっと手を添えた。
自分の母親と、馬は似ている。
だから奇行に走る馬の事を自分はそこまで嫌いでは無いのだ……と、シンは反芻している。
シン「……………」
よくよく考えてみると、シンの母親も色白で、馬と同じ髪色をして、華奢な身体付きで、とても良い匂いがして、そして非常に快活な性格をしていた。
過去形なのは、シンの母親は彼の幼い頃に亡くなっているからだ。
シン「………………」
記憶の中の母親像を思い出していると、性欲よりも、童心を思い出し、シンの胸は少しばかり熱くなってしまうのだった。
シンの母親はモルドー帝国の旧王族、ウル族の人間だった。
帝国内での激しい権力争いに敗れたウル族は、その後、移民族として各国を転々とするようになった。
それ故、他国民との関係も一層険悪なものとなり、いつも迫害を受けていたのだが、その中でも他国の軍部からの迫害が著しく、一族はし烈な仕打ちを受けていた。
特に、ウルの女性は美しいと定評があり、そのせいで軍人に凌辱される事件もしばしば起こっていた。
尚、この問題は迅速に改善すべき課題として現在でも世界で議論されている程、深刻だった。
そんなウル族の末裔としてでシンは生まれた。
珠のように愛らしい赤子だったシンは、髪色や左目は誇り高きウルの身体的特徴を持っていたが、右目だけは一族ではありえない色をしていた。
その色から推測するに、どうやらシンの父親は、一族屈指のディーバ兼ダンサーだった母を辱しめた他国軍の人間なのだと、誰もがそう思った。
そしてこの憶測は後々の彼のコンプレックスとなってしまうのだった。
そんなシンの幼少期は母親と共にウル族の生活区域で暮らしていたのだが、とにかく彼の母親は明るかった。
ある日の晩、読書をして時間を潰していたシンに、
「シン、見てちょうだい。」
入浴直後の母親がやたらと明るい声で呼び掛けてきた。
シン「……?」
シンは本を閉じ、母親の方に視線をやると、
「(ニコニコ)」
そこには全裸でポーズを取る母親の姿が…!
シン「ちゃんと服を着てから出て来てよ!!」
「ウフフ…」
不適な笑みを浮かべながら母親はおもむろに立ち上がると…
「大丈夫、穿いてます!!」
なんと母親はちゃんと下着を身に付けているではないか!!
その柔軟な身体で上手に『全裸に見えるポーズ』をしていただけだった。
シン「………(絶句)」
まんまと騙されてしまったシンは、
シン『オレの母さんってアホかもしれない…』
と、静かに悟った。