【ヒャクミビーンズに挑戦!(2)】
ナギ「……はぁ!?何だよこれ。」
馬から手渡された説明書の内容を見て、ナギは眉間の皺を深くさせる。
馬「ひぃっ、怖い!!」
ナギ『……しまった。』
自分の表情が険し過ぎたせいで、
馬が怯えてしまった。
ナギ「あ、いや…」
今まで彼女に酷いことをしてきた分、優しく接することに決めたナギだったが、記載されている味があまりにもゲテモノ過ぎた。
生真面目な料理人の彼からすれば食べ物を愚弄しているように思えたのだ。
馬「ごめんなさい、ナギさんはこういうの嫌いでしたか…?」
馬が恐る恐る尋ねてきた。
ナギ「……違う、」
ナギが無体を働こうとした日から、
馬は頻繁に彼の顔色を窺うようになってしまった。
無邪気で天真爛漫だった彼女を知っているだけに、そんな姿を見るとナギは自責の念で押し潰されそうになる。
ナギ「……嫌いじゃねぇよ。」
彼女が好きなものなら自分も好きになる努力をしよう、それがどんなにゲテモノ菓子だったとしても…と、ナギは自分に言い聞かせながら、
馬の頭を引き寄せた。
チュッ……
先程中断してしまったキスの続きを再開する。
馬「……ふっ………ンッ……」
ナギ「……………」
もう石鹸の味はしなかった…が、代わりにスイカの皮の味がした。
ナギ「……おい。」
ナギの口の中で拡がるスイカの皮の風味に、再び口付けを中断する事態に陥った。
馬「アハハハハ(笑)、ナギさん、今のはスイカ味ですよ(笑)!!」
またもや爆笑する彼女に、
ナギ「何で皮の方の味なんだよ!!」
と、本気でツッコまざるをえなかった。
(説明書その2)

【(3)に続く】
※スイカ味なら無難だろうと思って食べてみましたが、まさかの皮の方の味でした。
こちらも美味しくなかったです(笑)