ヤマトから次の島へのストーリー(航海日誌編・会話編)
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【馬とナギの会話】
※虫話、苦手な方は注意です
馬「どうしてそんな酷いこと言うんですか!」
ナギ「…酷くねぇ。」
馬「だって、ハヤテ君・青ちゃん・イモ太・ムシ将軍を捨てるって言うナギさんは、酷い!」
ナギ「…どうしてその中にハヤテがいるんだ。」
馬「一番の大食いだからです! そして、虫箱の設置を認めてください!!」
ナギ「…そんなのいちいち相手してたらこの部屋が虫箱でいっぱいになるだろ。」
馬「あら素敵♪」
ナギ「素敵じゃねぇよ…気持ち悪ぃ。」
馬「えぇー、ナギさん虫苦手なんですか?」
ナギ「…………」
馬「…?」
ナギ「…………」
馬「…な、何か喋ってくださいよ。」
ナギ「………………」
ギュッ…
馬は急にナギに抱き締められてしまった。
馬「ギャァッッ!!」
ナギ「……な?絶対捨てろよ、馬?」
馬「ぁゎぁゎぁゎ、ィ、イ、イケハラ攻撃(イケメンによるセクハラ攻撃)を直ちにやめなさい!!」
ナギ「…やめねぇ。」
馬「ぐぬふぅっ!離せ、離したまへっっ!!!」
ナギ「…捨てるまでやめねぇ。」
馬「…ぅぅ……」
ナギ「…フッ。」
馬の身体から力が抜けた事を確認出来たナギは勝利の嘲笑を零した。
馬「……ところがどっこい、実践!すり抜け術!!!」
パシッ、サッ
※馬がナギの身体からすり抜ける音
ナギ「…うゎっ」
馬「…ハァハァ…この日のためにソウシさんと対ナギさんの特訓をしました! イケメンも、セクハラも、効きませんよ!!」
ナギ「……チッ、…」
馬「ほ、ほら、虫箱の設置を認めてください!!」
ナギ「ダメだ。 寝るまでに片付けとけ、いいな?」
馬「むむぅ!」
交渉が決裂してナギを睨む馬。
馬にしては珍しく反抗的である。
しかし、
ナギ「………」
一方のナギは彼女の反抗など歯牙にもかけず、夕飯の準備をしにさっさと部屋を出ていってしまった。
……………………………
【馬とソウシの会話】
ソウシ「あ、いたいた、馬ちゃん!」
馬「ソウシさん、何かご用ですか?」
ソウシ「ほら、明日はいよいよ島に上陸するだろう? だから馬ちゃんに予約を入れておこうと思って。」
馬「予約…何だかよくわからないですが、良いですよ!」
ソウシ「船長・ナギ・ハヤテの特攻部隊は色々と力仕事で忙しいから、私とトワと馬ちゃんで細かい買い出しに行こう。」
馬「あぁ、なるほど。わかりました!!」
ソウシ『…ナギもたまには一人でゆっくりしたいだろうしね。』
ソウシ「宿は、船長・シンはいつも一人部屋で、場合によってナギとハヤテ、私とトワが同室になってるんだ。 馬ちゃんは一人部屋にする?」
馬「ナギさん一択で!!!と、言いたいところですが、いつも部屋で狭い思いさせちゃってますしね。 トワ君とソウシさんにも悪いし、私のためだけに一部屋用意してもらうのもアレだしなー。 うーん…もう少し考えさせてください!」
ソウシ「あまり気を遣わなくても良いのに。」
馬「これはもう性分ですね! …まぁ、なんとかなりますよ、ワハハ!」
ソウシは馬の言動が少しだけ気になった。
ソウシ『けど、彼女が大丈夫だと言うからには任せよう。』
ソウシは馬の言葉を信じることにした。
しかし、この判断が後の『ファラオの棺』事件に繋がるとは、ソウシも馬自身も全く知る由も無かった。
……………………………
【馬とシンの会話】
シン「おい、馬。」
馬「あっ、シンの兄貴ぃ! へへっ、今日はどういったご用で?」
シン「お前はどこのゴロツキだ。」
馬「へへへッ、すいやせん!」
シン「それはそうと、ナギとケンカでもしたのか? 夕飯の時、お前らの様子がおかしかったぞ。」
馬「うっ…」
シン「言いたくなければ別に良いけどな。 それよりこれを読んどけ。」
馬「あ…船長が読んでた本…」
シン「島について勉強しとくんだな。」
馬「…はーい。」
馬はパラパラと本を捲る。
本には次にシリウス号が上陸する予定の島の歴史や観光地、さらには決まり事などが記載されている。
シン「オレ達には懸賞金が掛かっている。 お前が捕まるのは構わないが、くれぐれも他のメンバーを危険な目に遭わすようなことはするなよ?」
馬「……(読書に集中している)」
シン『コイツはちゃんと読書が出来るタイプの人間だったか。』
話を蔑ろにされたことは気にならない、むしろ、集中して読書ができる馬に安心したシンだった。
シン『事前知識を付けさせておけば少しは馬のアホさ加減がマシになるだろう。』
ヤマトの常識と他国の常識は異なっている。
ヤマト人の馬が他国で無礼を働いてしまわないようシンなりの気遣いである。
シンは読書に耽る馬をそのまま残して航海室へと戻っていった。
……………………………
シンは今一度、島の方角を確認する。
月明かりが差し込む航海室の窓からは、黒い島のシルエットが薄っすらと見えていた。
シン『天候も悪く無いし、予定通りに上陸出来そうだな…』
(終、ミニあとがきへ)
【ミニあとがき】
航海日誌・会話編を読んでいただきありがとうございました!!
物凄い些細なことで主人公はナギに対してストライキを起こします。
勿論次章のストーリー中ですぐに仲直りさせるつもりですが、甘い成分を入れるかどうか考え中…
女っ気の無い日常だったのに急に女性と同室になってしまい振り回されるナギさん、本当に心中お察しします。
それでは、また次章でお会いしましょう!!
馬ときどき魔王 管理人より。(※と、2014年度の管理人が申しておりました!)