100回目のプロポーズ~私が死なせません!!~
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名前を入れないと『馬』になるので、あなたの脳内で馬が大暴れするでしょう…お気をつけください。
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馬「そ、それと……」
馬はかなり言い澱んでいる。
ナギ「この際全部言え。」
馬「わ、私…あ、あのー、ナギさんを裏切ってしまって……ゲオルグさんと…その…」
ナギ「……どういう事だ?」
馬の言い方からして、ゲオルグと肉体関係を持ってしまったのかと、ナギは血の気が引いた。
馬「どうにもこうにもナギさん以外の男性と……です。
だから、こんな不誠実な私はナギさんに相応しくないんです。」
馬はそう言いながらナギから身体を離した。
ゲオルグと口付けをした出来事を隠しておきたくなかったので彼女なりに正直に話したのだ。
まぁ色々と誤解を生じてしまいそうな言い方ではあるが。
ナギ「…………」
自分には怒る資格はない、そう心の中で呟きながらナギは何とか冷静さを取り繕う。
馬「せっかくここまで連れてきてもらって申し訳ないのですが、会場に戻りますね。」
馬はナギに深々と一礼すると、リュウガ達のいる方へと向かおうとした、
その時、
ガシッ!
馬「うごっっ、」
ナギの強い力でそれを阻まれた。
ナギ「……お前はあの男の方が好きなのか!?」
馬「ひ、ひぃっっ!」
ナギの鬼気迫る問い掛けに、馬は怯えずにはいられなかった。
ナギ「……答えろ!!」
馬「あ、あう……」
語気を強めてしまうと馬には逆効果で、ますます貝のように口を閉ざすだけである。
馬「…(あわわ…)」
ナギ「頼む、ちゃんと答えてくれ……」
今度は懇願するように呟いた。
馬「な、ナギさん…」
ギュッ…
ナギは馬の身体を抱き締めた。
もうこれ以上離れて欲しくなかったのだ。
馬「す、好きなのは、愛してるのは、後にも先にも……ナギさんだけです。」
ナギ「……………」
それだけ聞けたら十分だった。
ナギは馬の唇に自身の唇を重ね合わせた。
長い長い口付けだった。
何度も角度を変えて、互いの舌を味わうように絡ませあう。
唇を軽く合わせるだけの誓いのキスとは程遠い濃厚な口付けだったが、
馬「んっ、…んんんっ……」
口内に深く侵入され、時に唾液を交わす程に激しいキスは、何だか身も心もナギの所有物になっていくような錯覚を馬に感じさせた。
馬「…ふっ、…ナギさ……息出来なっ」
ナギ「……戻らねぇって言えば止めてやる。」
馬「で、でも…タケルく………ングッ……」
再びナギに強引に唇を重ねられる。
馬「ちょっと、ナギさ……ンゥッ……」
ナギ「……………」
馬からは雄を誘う甘い香りがする。
久しぶりに嗅ぐ彼女の魅惑的な匂いに、ナギはクラクラと酔いしれている。
しかし、この彼女の甘さを他の奴に知られてしまったと考えると嫉妬心でどうにかなりそうだった。
この熱い口付けは、ナギからすれば馬を自分色に染め直すためのマーキング行為でもあるのだ。
馬「……もど、…ンンッ、…戻らない……から……やめっ……」
ナギ「……………」
やっと馬の口から聞きたかった言葉を引き出せた。
ナギが馬の唇を解放してやると、2人の激しいキスの証でもある唾液の銀糸が地面に落ちた。
馬「ハァッ…ハァ……」
恋愛初心者の馬には、ナギの想いは激し過ぎた。
激し過ぎて、キスだけにも関わらず息が上がってしまった。
ナギ「……あの弟ならコネなんか無くても実力でのしあがっていくだろ。」
対するナギは馬の顔を覗き込みながら徒に言った。
馬「……うぅ、」
まだ足りないか?と、いわんばかりのナギの挑発的な視線から、馬は慌てて眼をそらす。