モルドー帝国・後編~死刑囚と純白の花嫁~(その5)
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……………………………
リュウガ「おうおう、本当にこれが天下の帝国軍なのかぁ!?」
キィンッッ!!
「うわぁっ!!」
リュウガによる圧倒的な腕力に負けてしまった兵士の銃刀が地面に転がった。
そして、
リュウガ「ちょっと呆気無さ過ぎるんじゃ、ねーか!?」
「ぐっっ…」
丸腰になった兵士の首筋を剣の柄部分で殴って気絶させた。
ハヤテ「船長ー、ここのフロアは大方片付いたっぽいです。」
敵が持ってたであろう剣を数本抱えたハヤテがリュウガの元にやって来た。
シン「船長、まだ合図は無いですか?
そろそろ船が心配です。」
シンもハヤテと同様に、戦利品を抱えてやって来た。
彼の場合は剣ではなくて沢山の弾薬を手にしている。
この日の駐屯地ではタケルやゲオルグなどの戦闘に強い指揮官達が全員、行事に出向する等の理由で不在にしていた。
そのため、早急過ぎるシリウス海賊団の奇襲に在兵達だけでは対処仕切れず、呆気無い程にリュウガ達特攻部隊は彼らを制圧する事が出来たのだ。
特攻部隊の戦法はこうだった。
まず、銃を構える兵士に向かってシンが二丁拳銃で連続早撃ちを披露すると、その弾は全て的確に相手武器の銃口付近に命中していた。
壊れた銃刀で発砲すると暴発の恐れがあるので、この時には既に狙撃兵達が銃器を使うことは不可能となってしまった。
シンの速攻の後で、ハヤテとリュウガが次々と敵陣に斬り込んで行った。
発砲される心配の無くなった2人にはもはや恐れるものは何もない。
ものの数分でフロアの兵士達を一掃してしまったのだ。
ドカァァァァ……ン!!
本日4度目の爆発音が聞こえた。
これはソウシが半ば強引に脱出用出口を作った音、つまりはナギの奪還成功を意味する合図でもあった。
リュウガ「思ったより早く牢を破れたんだな。」
シン「そうみたいですね、もう少し時間がかかるのかと思ってましたが。」
ハヤテ「ナギ兄が見付かったんなら早く俺らもずらかりましょう!
今なら楽に逃げ出せるし。」
リュウガ「そうするか!
本当に今日は厄介な幹部連中が居なくてツイてたな、ガハハハ!」
リュウガは自分達の幸運ぶりに豪快に笑った。
……………………………
ソウシ「よし、上手くいった。」
ガシャンッ、
石壁を大胆に爆発させたソウシは、煙が引くのを待つ合間に帝国軍の鎧を脱ぎ捨てていた。
辺りにはまだもくもくとした土煙と火薬の匂いが充満している。
ガシャンッ!!
トワ「…ふぅ、やっぱり鎧と防弾服の重ね着は熱いですね。」
トワも脱いだ鎧を地面に置いた。
ナギも鎧を脱ぎながら、
ナギ「……そういえば馬が煙玉の威力が強過ぎるって言ってました。」
と、ソウシに報告した。
ソウシ「あ、あれ使ったんだ(笑)
面白い道具だろう?
ヤマトのシノビ道具を再現したんだよ。」
ソウシがにこやかに穴の開いた石壁を潜ろうとした時、
パアンッッッ!!
遠方で軽めの発砲音が聞こえた。
ソウシ「シン達も脱出出来たみたいだから、私達も早く行こう。」
トワ「はい!」
ソウシの後にトワが続いた。
最後にナギが穴を潜ろうと腰を屈めた時に、
ナギ「……っ、」
腹部に痛みが走った。
集団から暴行を受けた際に出来た怪我のせいだろう。
今までの逃走劇に集中していたせいで痛みの事はすっかり忘れていたが、やはり何処かの骨にヒビが入っているようだ。
ソウシ「大丈夫?船に戻ったら詳しく診るから。」
ナギの険しい表情から、ソウシも彼の怪我の存在を知るのだった。