モルドー帝国・後編~死刑囚と純白の花嫁~(その5)
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……………………………
ドカァァァァ…………ン!
遠方で爆発音が聞こえた。
「な、何だ!?」
ナギ『……?』
見張りも、ナギも殆ど同時に反応した。
ナギ『……こんな軍の施設での爆発音、』
縄を解き終えたナギは改造指輪の針部分を繰り出しながら爆発音の原因を考えていた。
そして、
ナギ『……シリウスの奴らは優秀だからな、ドクター辺りが奇襲を仕掛けたんだろう。』
そう結論付けた。
「どうした、何があった!?」
見張りが外の様子を確認しに拘置所から出ていった。
ナギ『……良いタイミングだ。』
ナギはその隙をついて牢の鍵の解錠を試みる。
ドカァァァァ……ン!!
ドカァァァァ………ン!!!
派手な爆発音が2回聞こえた時、
カチッ!
ナギ『……よし。』
解錠に成功した。
牢の鍵は少々複雑だったが、極小ナイフ部分と麻酔針の2本を組み合わせて(ゴニョゴニョ)すれば難無く開ける事が出来た。
ナギ『こんなに使えるのか……』
今回の脱獄において、この改造指輪が非常に役に立ってしまった。
ナギ『……馬の変な考えも侮れねぇな。』
今まで馬の変態的な考えを全否定してきた事を、ナギは少しだけ反省した。
ギィ……
ナギが牢から出ると、
「な!?」
戻ってきた見張りと鉢合わせしてしまった。
ナギ「………………」
ナギは無言で見張りを抑え込み、急所を狙って手刀を打ち込んだ。
「グアッッ!!」
比較的若く見える見張りはあまり戦闘慣れしていなかったようで、あっという間に気絶させられてしまった。
……………………………
馬「朝食に出されたあの絶品フレンチトーストですが、ジェフさん!」
馬はゲオルグの目を盗んで厨房まで押し掛けていた。
ジェフ「……ありがとうございます。」
強面の中年料理長ジェフが無愛想に返した。
馬「あのー、是非ともレシピを教えていただきたいんですが…」
ジェフ「………………」
ジェフ作のフレンチトーストの味を殊更気に入った馬は何とかレシピを聞き出そうとしているのだが、ジェフは黙秘を続けていた。
馬「フレンチトースト最高でしたよ、ジェフさん!」
ジェフ「……ありがとうございます。」
馬「そこで是非ともレシピを教えていただきたいなーと思いまして!」
ジェフ「………………」
先程からこのやり取りの繰り返しだ。
「料理長にレシピを聞くってよっぽどだよなー。」
「あぁ、絶っっ対に教えてもらえないのにな。」
馬達のやり取りを見ながら、他の料理人達がヒソヒソと話している。
ジェフは凄腕料理人だが、他人にレシピを教えない事で有名で、後輩達に対しても『自分の舌で味を盗め!』という教えを貫く人物だった。
そのため、いくら馬がレシピを聞き出そうとしてもそれは徒労に終わるだけなのだ。
それを知る料理人達は彼女の姿を物珍しそうに眺めている。
「そもそも馬様って直にゲオルグ様の奥様になるのに、何でレシピを聞きたがるんだろ?」
「あぁ、俺らが作るから馬様が料理をする必要はないはずだよな。」
馬『いつか絶品フレンチトーストをナギさんに振る舞う!
食べたナギさんはあまりの美味しさに腰を抜かす!
腰を抜かしたナギさんを私が部屋で看病する!
看病は勿論ナースコスプレで!
それを見たナギさんはさらに私LOVEになる!!
これで決まり、イェスッッ!!
だから絶対にレシピを聞かないと…』
馬は邪な願望を胸に抱きながらジェフに頼み続けるのだった。