モルドー帝国・後編~死刑囚と純白の花嫁~(その5)
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……………………………
「交代だ。」
拘置所の扉付近にいる見張り達の会話が聞こえてきた。
ナギ「……………」
ナギは密かに行っていた作業を中断し、息を潜めて耳を傾ける。
「囚人の様子は?」
「大人しくしてます、本人ももうすぐ処刑される事を悟っている様子ですね。」
「そうか……だが、処刑は先伸ばし、もしくは無くなるかもしれないぞ。」
「え!」
ナギ「………?」
聞き耳を立てているナギ自身もどういう事かと疑問を抱く。
「何でもゲオルグ大将の結婚が急に決まったらしくてな。」
「それはおめでたいですね!」
「結婚報告と共に、囚人に対して減刑の訴えを申し出たそうだ。」
「えぇっ、それまたどうして…」
ナギ「……………」
ナギも聞き役の見張りと全く同じ事を思っている。
「さぁな、そこまで詳しく聞いてないからわからないが、やっぱり自分の祝い事と同時期に誰かが処刑されてしまうのは縁起が悪いんじゃないか?」
「へぇ、そういうものなんですね…」
少しして……
見張りが交代した事を確認してから、ナギは再び作業に戻る。
ナギ『後、少し……』
後ろ手に拘束された指先に改造指輪を嵌め込んで、刃部分で縄を切断しようとしているのだ。
そして、
パラリ……
ついに拘束縄が切断された。
……………………………
馬「ひぃー、侍女さん、かな?
とにかく申し訳ありませんー!」
「ルイーズですよ、馬様っ…!」
馬「おうふっっ!!」
馬はルイーズと名乗る若い侍女にコルセットの紐をキツめに結ばれていた。
ルイーズ「さぁ、次はこちらの袖に手を通してぇ…ふんっっ!!」
馬「ひぇぇぇ、1人で着れるのに重ね重ね申し訳ありませんんん!!」
馬は非常に謙遜していた。
同じような年頃の女性に自分の着替えを手伝ってもらう事に、どうしても罪悪感を感じてしまう。
ルイーズ「お気になさらず、これが私の仕事…ですからっっ!!」
馬「うひょーっっ!////」
ルイーズのドレスの着せ方は非常にスタイリッシュだった。
勢いよく紐を結び、機敏にファスナーを上げる彼女の仕草に、馬のテンションはうなぎ登りに上がっていった。
ルイーズ「出来ましたわ…」
ふぅ、と息を吐きながらルイーズは額の汗を拭った。
馬「ルイーズさん、お見事です!!」
馬は、体操選手の最後のキメポーズのようなYの形を取りながらビシッと立っている。
ルイーズが上手に矯正下着を着付けてくれたおかげで、馬のバストはより豊満に、ウェストはしっかりとクビれ、とてもスタイルが美しく見えるドレス姿に変身出来ている。
ルイーズ「あの……馬様、私の着付けの仕方は変ではありませんか?
もしもお気に召さなかったらすぐにおっしゃってくださいね、他の者と代わりますから…」
ルイーズ自身も着付けに気合いが入り過ぎる癖を気にしていた。
この癖のせいで彼女は過去に何度も着付け担当から外されている。
しかし、
馬「ルイーズさん!!」
馬は、伏し目がちに訴えるルイーズの手をガシッと握り、
馬「スッゴく刺激的な着替えでした!
面白かったのでこのままお願いしたいです!!」
と、興奮しながら逆に頼み込んだ。
ルイーズ『さすがゲオルグ様が選んだお方、なんて心が広いのかしら……それにこんなに謙遜なさるし、他の令嬢と違って全く嫌味の無いお嬢様だわ。』
ルイーズは一瞬にして馬の虜となっていた。