モルドー帝国・後編~死刑囚と純白の花嫁~(その4)
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……………………………
シリウス号の食堂にて。
ハヤテ「帝国軍に捕まるってヤバ過ぎじゃねぇか?」
シン「流石のアイツも1人じゃ太刀打ち出来なかったか。」
ソウシ「申し訳無いけど、私とトワが出て行っても無理な数で……こうしてのこのこと帰って来る事しか出来なかったんだ。」
トワ「すいません…」
ソウシとトワは何も出来なかった自分達を悔いて謝罪の言葉を述べた。
リュウガ「いや、良い判断だった。
お前らまで捕まってたらこっちの兵力が半分になってたところだ。
捕まった1人を5人で助ける方が楽に決まってる。」
ソウシ「それと、馬ちゃんですが……」
ソウシは、軍団長らしき人物(※ゲオルグの事)から何かを告げられた馬がそのまま軍用馬車に乗ったという事も皆に報告した。
つまり、護送馬車に乗せられなかった馬は帝国軍に犯罪者として扱われていないということだ。
そうなると救出しなければならない優先順位は、いつ処刑されるか分からないナギの方が先になってくる。
リュウガ「どう思う、シン?」
リュウガはシリウスの航海士かつ、参謀の役割も担っているシンに意見を求めた。
シン「帝国軍はナギが捕まったとまだ世間に公表していません。
オレの予想では……早急に裁判をして死刑判決を出してから大掛かりに公開処刑をしたいんだと思います。」
リュウガ「なるほどな。」
シン「そして、公表後は帝国のプライドにかけて何としてでもナギを処刑しなければならないので、警備の方も厳重になるでしょうね。」
リュウガ「ということは、裁判が終わるまでがナギの救出リミットか。」
シン「はい、出来るだけ早い段階で奇襲を掛けるべきですね。」
リュウガ「よし、わかった!!」
シンの意見を参考に、リュウガの中で方針が決まったようだ。
リュウガ「良いか、野郎どもー、それと馬ー……はいねぇな。
今回ばかりは行き当たりバッタリな襲撃じゃ返り討ちにあっちまう。
向こうは帝国軍、こちらは5人と少数精鋭が過ぎるから、しっかりと下調べをしていこうと思う。」
全員「………………」
全員が真剣な眼差しでリュウガの話を聞いている。
リュウガ「シン、お前は軍部に知り合いがいたよな?
何とか駐屯地内部の配置情報を聞き出してくれ。」
シン「わかりました。」
リュウガ「ソウシはナギを奪還した後の逃走経路を調べといてくれ。」
ソウシ「わかりました。」
リュウガ「ハヤテとトワは街でありったけの武器を購入しとけ。
弾丸、剣、防弾服、とにかく交戦に備えて用意しろ。」
ハヤテ「わかりました!!」
トワ「はい!!」
リュウガ「俺は裁判情報を聞き出してくる!!
以上!!
各自明日の晩までに準備しとけよ、良いな?」
リュウガの呼び掛けに、全員が頷いた。
……………………………
ゲオルグ邸、夕食後にて。
ゲオルグ「馬嬢はあまり食べていなかったが、口に合わなかったのか?」
馬と共に夕食を食べる際に、彼女の少食っぷりを見たゲオルグは驚いていた。
馬「いやいやいや、とっても美味しゅぅございました!
ほら、私はゲオルグさんに比べてミクロな人間でございましょう?
だから胃袋もミクロなのですよ。」
と、いうのは建前で、本当の理由は勿論違った。
馬『捕まってるナギさんを差し置いて、自分だけ豪華な食事を食べるなんて絶対無理無理!』
拘置されているナギは、先程馬に出されたような豪華な食事は食べていないだろう。
シリウス号で部屋主を床に寝かせて自分がベッドで眠るなんて出来ない性分の馬にとって、食事に対しても同様の考えで、離れていても彼女の中の絶対神はナギに変わりないのだ。
ゲオルグ「空腹になったら言ってくれ。」
馬「はい!!」
馬は勢いよく返事をした。
ゲオルグ「先程、侍女から入浴の用意が出来たと言われたが、」
馬「あ、行ってらっしゃいませー。」
シャワーならともかく、1番風呂は家長が入るもの……これも馬の心の片隅にあるこだわりだ。
ゲオルグ「一緒に入るか?」
馬「ブヘァッッッ!!」
ゲオルグの不意打ち過ぎる提案に、馬は色んな体液を噴出しそうになる。
馬「な、な、な、な、な、何をおっしゃるゲオルグさん!?」
ゲオルグ「いや、ヴァイカート…タケルと一緒に入るのだったら自分とも入るのではないか?」
ゲオルグは不思議そうに答えた。
馬「いやいやいや、あれは冗談ですから!
実際は入ってませんよ////」
馬は顔を真っ赤にしながら全力で否定した。
ゲオルグ「…フ、冗談だ。」
ゲオルグは慌てふためく馬の様子が面白かったらしく、小さく笑った。
馬『げ、ゲオルグさん…本気か冗談なのか全くわからないわ……それよりも普段のタケルくんとハヤテさんの気持ちが少しわかった気がする。』
馬は日頃の行いをほんの少しだけ反省した。