ヤマトから次の島へのストーリー(ショート)
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名前を入れないと『馬』になるので、あなたの脳内で馬が大暴れするでしょう…お気をつけください。
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……………………………
まさかの馬に異性を感じてしまってからの数時間後、時刻は真夜中に相当する。
ファサッ…
と、毛布の擦れる音がして馬が床へと降りてきた。
ナギはその気配に気付き目を覚ます。
ナギ『……懲りねぇな。』
そんな事を思いつつ、寝たふりを続行する。
馬「ナギさーん、寝てますか~?」
馬は声を潜めてナギが寝ているかを確認している。
今宵は珍しく彼女の意識がある状態で床に着陸したみたいだ。
馬「……助平のナギのスケさん、寝てますね~」
ナギ「………………」
ナギは馬の発言にムッとしたが、今日に限っては事実なので聞き流すことにした。
馬「よしよし、寝てますね。風邪引いちゃダメですよー。」
ボソボソと独り言を喋る姿は本当に不気味だったが、最終的にナギに毛布をかけた彼女はそのまま床に寝転んだ。
いつものようにすぐに眠るのかと思いきや、
馬「ナギ太郎~」
ベッドの下から例の仮面を取り出した。
ナギ『このタイミングで…?』
ナギには嫌な予感しかしなかった。
馬「ナギさんのお顔が寒そうだから、温めて上げてね~♪」
そしてその予感が適中しそうだ…
カポッッ!
ナギ「やめろっっ!!!」
当然の事ながら、覚醒している彼は被せられた仮面を音速域の速攻でぶん投げた。
馬「ぎょっっっっ!!!!」
ナギ太郎はベッドの上までフライしていき、ナギはそのまま馬に背中を向けて寝直した。
馬「ナギ太郎っっ!!」
馬は慌ててナギ太郎を拾い上げようとベッドに跳び乗る。
ナギ「いらん事せずにさっさと寝ろ!!」
馬「うぅ、ナギさんの鬼武者ぁ…」
馬との不毛なやり取りを強制遮断させたナギは再び瞳を閉じた。
……………………………
夜明け後…
馬「あっつい!!!」
ガバッと起き上がった馬の顔から仮面が滑り落ちた。
投げ捨てられた可哀想なナギ太郎をナギに代わって彼女が被って寝ていたのだが、サウナマスク状態になってしまったのは当然の結果である。
その様子を一部始終見ていたナギは一言、
ナギ「……アホ。」
と、呟いた。
ナギは既に起床し、着替えも終わらせ、後はバンダナを巻くだけだった。
馬「あぁ…おはようございます、ナギさん。 すぐ用意して朝食作りお手伝いしますね。」
ナギの呟きを聞いて馬も本格的に起床する。
ナギ「………あぁ。」
馬「皿洗い、後何回でしたっけ?」
馬はナギ太郎を部屋に存続させるために、皿洗い10回することをナギと約束している。
ナギ「…さぁな。」
馬「じゃあもう終了で、」
ナギ「後8回だな。」
馬「ん?…増えてませんか?」
ナギ「………さぁな。」
いつも通り寡黙なナギはバンダナを巻き終えるとすぐに部屋から出ていってしまった。
馬も慌てて後を追うべく、急いで着替えを始める。
最初は厨房にすら入れてもらえなかった彼女だが、今では毎回の食事の用意を手伝っても文句は言われていない…少しはナギに認められたということだろうか。
馬「よーし、今日も頑張るぞ~。」
本日も絶好調の馬は気合いを入れてからナギの後を追い掛けた。
(終、ミニあとがきへ)
【ミニあとがき】
2回目のあとがき登場の管理人です。
これまた人生初のショートストーリーを書いてみたわけですが、それにしても恋愛絡みの文章を書くのが一番難しいです。
書いてて物凄く気恥かしくなります。
しかしながら、他の作者様方はこの羞恥心を乗り越えて書かれているのですね… 尊敬いたします。
余りにも恥ずかしい甘い話には下の話は無くともpassを付けちゃおうかとまで考えてしまいます。
さて、次章はまだ『次の島へ』シリーズの続きで、航海日誌編・船員同士の会話編にしようかと思ってます。
また気長にお待ちいただけると幸いです!
馬ときどき魔王 管理人より。(※と、2014年度の管理人が申しておりました!)