モルドー帝国・後編~死刑囚と純白の花嫁~
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名前を入れないと『馬』になるので、あなたの脳内で馬が大暴れするでしょう…お気をつけください。
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ソリアは道路に倒れていた子どもを抱き起こし、
ソリア「ヨシュアちゃん!! しっかりして、ヨシュアちゃん!!」
と、必死に呼び掛けていた。
馬「ソリアさん、頭を打ってるかもです、あまり動かさないように気を付けて。」
看護助手としての知識をソウシから教わっている馬はソリアに注意を促した。
馬『馬車に轢かれた時は、まずは頭を強打していないか……次は吐血の確認で、内臓を傷めてないか……だったかな。
うん、酷い腫れは無さそう。
で、最後に骨折等の外傷の有無を調べて……』
信頼のおける船医からの教えを思い出しながら馬はヨシュアの身体を確認していく。
傷はところどころ見受けられるものの、幸いな事に致命傷となるような傷は無さそうだ。
ソリア「そ、そうね…」
ヨシュア「ん…」
ヨシュアと呼ばれる子どもが意識を取り戻した。
ソリア「あ、ヨシュアちゃん!聞こえる?
ヨシュアちゃん!」
ヨシュア「ソリ…ちゃん……」
その声は弱々しいものだったがソリアの事はしっかりと認識出来ているようだ。
馬とソリアは一先ず胸を撫で下ろした。
しかし、
「そこのガキを処分しろ。」
ソリア「!?」
馬「はい!?」
馬車から1人の男性が降りてきたのだが、開口一番にとんでもない命令を下してきた。
……………………………
ソウシ「まさかソリアさんと付き合って無かったなんて……」
馬捜索班の1人でもあるソウシが隣にいるナギに話し掛けた。
ナギ「………………」
対してナギは一刻も早く馬を見付けたいため、無言を貫いている。
話は馬が失踪した直後まで遡る……
ソウシ「馬ちゃんは誰とも関係してないよ?」
ナギ「……いや、そんなハズは、」
ソウシの話をにわかに信じられないナギは早朝に出会してしまった光景を説明した。
ソウシ「馬ちゃんが服を着てない理由は追々説明するとして、本当に何も無かったよ。
そうだろ、シン?」
シン「昨夜の馬が訳ありなのは確かだが、誰かとヤった可能性は無いだろう。」
シンにまで言われてしまうとかなり信憑性が高くなってくる。
ソウシ「昨夜は私とシンで馬ちゃんと話してたんだよ。
で、馬ちゃんを寝かせた後は2人で部屋から出たんだ。」
シン「部屋から出た後はドクターと少しだけ一緒にいたが、その後は不寝番のトワと共に航海室で待機していたな。」
トワ「はい、シンさんに色々と今後の予定を説明してもらってました!」
ソウシ「私はシンと別れた後はすぐに寝たよ。」
ハヤテ「ナギ兄、俺もずっと寝てたぞ!」
リュウガ「俺もだ。」
ナギ「………………」
次々とメンバー達からアリバイを聞かされ、どういうことかと考えあぐねているナギに、ソウシが小声で話し掛けた。
ソウシ「あのさ、ナギが見た血痕って、もしかして月の障りだったりしない?」
馬のデリケートな話題のためか、ナギ以外のメンバーには聞こえないように配慮をしている。
ナギ「……!」
ソウシの憶測を聞いたナギは瞠目する。
ナギ「そういえば…」
馬に月のものが来て、行為を中断させた日からまだ数日しか経っていなかった事をナギは思い出した。
女性が男性の下半身事情をよく知り得ていないのと同様に、ナギもまた女性の月のものについてあまり詳しくなかった。
性知識不足から誤解が生じ、今回の騒動に発展してしまったのだ。