モルドー帝国・後編~死刑囚と純白の花嫁~
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『モルドー帝国で良さげな仕事が見付かったので、下船します。
今までお世話になりました。
それと、朝のチョメチョメは合意の上です。
ああいうプレイをやってたらつい演技に身が入り過ぎました。
船長、お騒がせしてごめんなさい。
魔性の女スパイ馬ちゃんより。』
ハヤテが持ってきた馬の置き手紙を読んだリュウガは、
リュウガ「あちゃー、あいつを1人にさせたのが間違いだったな。」
自身の対応の誤りに対して頭を抱えていた。
非常に軽い雰囲気で書かれている手紙だったが、馬の性格上、先程の責任を感じて下船を決意したということが明白だった。
ナギ「見せてください!」
ナギはリュウガから奪い取るようにして手紙を受け取り、内容を確認する。
リュウガ「ハヤテ、ソウシとシン、トワも呼んで来い。
馬の回収に当たるぞ。」
ハヤテ「わかりました!!」
リュウガに命じられたハヤテは速やかに退室していった。
リュウガ「……って、ナギ、ちょっと待て!」
次にリュウガは、手紙を読んですぐに馬を探しに行こうとしているナギを慌てて引き止めた。
ナギ「……話は後にしてください、馬を探しに行ってきます。」
(※ソウシ曰く)『モテ期』に突入したという馬を、単身で帝国を歩かせるなんて悪い輩の格好の餌食となるに違いない。
ナギは馬の事が心配でならなかった。
リュウガ「モルドー帝国は広いからな。
今回も人魚島同様、手分けして探した方が良い。」
ナギ「…………」
リュウガ「馬の逃亡癖にももう慣れちまったな(笑)
けどな、次見付けた時は逃げられないようにしっかりと繋ぎ止めておけよ?」
リュウガはナギに向かってニヤリと笑った。
……………………………
モルドー帝国の繁華街にて、馬は敢えて人通りの少ない道を選んで歩みを進めていた。
こういったマイナーな通りの方が現地人向けの割の良い求人広告がよく貼られているのだ。
馬『メイドの募集ないかなー、住み込みで働けて楽なんだけどなー。
出来れば未亡人の女主人のところが理想的なんだけど……さらにさらに欲を言えばサディスティックな雰囲気のある妖艶美人が良いなー……あら、思ったより綺麗に出来るじゃない、とかツンケンとしながら言われるのが最高……って、女版シンさんみたい(笑)』
と、馬は次なる仕事先の理想像を思い描きながら求人広告を探していた。
しかし、
馬「………ない。」
彼女の理想とする求人広告は1枚も見当たらなかった。
流石、天下のモルドー帝国は遊楽街関連も華やいでいるようで、セクシーダンサーやホステス業といった夜職の求人ならたくさんあった。
馬『私にもっと色気があってお酒が飲めたらな……』
自身の夜職に向かない魅力の無さを嘆き、馬は溜め息を吐いた。
馬『お酒一杯で泥酔して裸踊りした後は、客に向かって思いっきり吐く!これが関の山だろうな。』
と、一応夜職に就いた自分の姿を思い浮かべるも、確実にアウトな結果に至ってしまった。
少しして……
馬「いえいえ、だからお酒に弱いんですって。」
「そこを何とか!お酒のフリして水を飲むって手もあるからさ!」
馬は道端で拝み倒されていた。
馬が求人広告を求めて裏道を歩き続けていたら、高級酒場のホステスにならないかという勧誘を持ち掛けられてしまったのだ。
つい先程、ホステスにだけはなれないという考えに辿り着いた馬は当然断ったのだが、
「本当、お願いします!!
君みたいな可愛い子見たこと無いからさ、絶対モルドーイチのホステスになれるって!!」
勧誘もなかなか退かなかった。
馬『あー面倒だ。
いっそのこと、覚悟を決めてやってみるかな……裸踊り。』
途方に暮れた馬は、諦めて勧誘に乗るべきかと思い始めてしまった。