モルドー帝国·前編~花と涙のファーストキッス~(その6)
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……………………………
リュウガ「馬、戻ってきたか!」
リュウガは変わらず笑顔を見せながら、再び戻って来た馬に座るよう促した。
馬「ゲホッゴフッ…はいはい、座らせてもらいますよーっと、あ、どっこいしょ…ゲフンゲフン。」
馬は仮病を装って逃亡した手前、今更嘘だとは言えなかった。
そのため、先程と同様のわざとらしい咳をしながら椅子に腰を下ろす。
そんな馬をリュウガはかなり面白そうに眺めてから、
リュウガ「ハヤテから仮病だって聞いてるぞ!」
と、述べた。
馬「えっ!?」
リュウガ「それにしても下っ手くそな演技だな、おい(笑)」
馬「ギャーー!!は、早く言ってくださいよ、恥ずかしいぃぃー!!」
事情を知っているリュウガに間抜けな大根役者ぶりを晒してしまい、顔から火が出そうになった馬はその場で咆哮した。
リュウガ「馬ー、あの後大変だったんだぞ? なぁ、ハヤテ。」
リュウガはやはりニヤニヤと笑いながら視線をハヤテへと移した。
『大変だった』1番の被害者はハヤテなのだろう。
馬「何があったんですか?」
ハヤテ「何故かナギ兄に俺が詰め寄られるし、明日の飯を抜きにされそうだったしで、最悪だったんだぞ!」
馬「そんな事になってましたか……うぅ、ごめんなさい。」
シン「ナギも困ったもんだな。
恋人を侍らせておきながら、さらには馬まで独占しときたいなんてな。」
終始傍観者を努めていたシンが客観的な感想を述べた。
リュウガ「そうかぁ? 何人もの女を侍らせる……大海賊らしくて良いじゃねーか(笑)!」
ソウシ「そういった大海賊は船長だけで十分です。」
過去にリュウガの女性問題に散々巻き込まれて来たソウシはうんざりとした表情をしている。
シン「……少し前の毒殺未遂事件と船内キャットファイト事件は本当に迷惑でしたね。」
シンも呆れた表情をしながらソウシの後に続けて言った。
上記の2つの事件にはシンも巻き込まれてしまったのだろう。
ハヤテ「あー、そういえばあったなー!
キャットファイトの時の女達の顔面攻撃は容赦なくてえげつねぇって思ったわ。」
馬・トワ『かなりの修羅場だったんだ……』
噂の男女間の諍い未経験の若人2人は、その時の様子を想像して身震いしている。
馬「それではお尋ねします!
私とソリアさん、恋人にしたいのはどっち!?」
馬の質問を聞いてから、この場にいるシリウスメンバーが手元の紙に文字を書き始める。
馬「ナギさんの心理、つまりは男心を知るためにも皆さんの本音を聞かせてください!」
という彼女の強い要望から、急遽アンケートが実施される事になった。
失恋してしまった今はナギを手に入れる事はもう出来ないが、今後の恋愛の参考にしたいという馬の前向きな試みである。
馬「はい、それでは皆さん、一斉にどうぞ!!」
バッ!!
進行役の馬の指示を受け、全員が紙を表に向ける。
馬「えーっと、ソリアさん、ソリアさん、ソリアさん、私……ん!?」
ソウシとリュウガ以外は全員ソリア派だった。
馬「ぐっっ、現実を突き付けられました!」
シン「フン、恋人に癒しを求めるのは当然だろ。」
内心では『馬』派のシンだが、ツンデレの彼は本人の前でそんな事を言うはずも無く。
馬「正論過ぎて否定出来ない……」
トワ「すいません、馬さん、あ、あのー、何となくですよ。」
トワも馬と書きたかったのだが、未遂事件があってからの彼は馬に対して遠慮してしまうようになっている。
その結果として『ソリア』解答に至った。
馬「ぐぐぐ、トワ君、情けは無用よ…」
ハヤテ「えー、逆に何で馬を選ぶんだよ?
ナギ兄の幼馴染みの方が綺麗だし、優しそうだし、常識あるしで、答えは決まりきってんじゃん!
馬はアホ過ぎるから無理だな!」
ハヤテは本心からソリア一択発言に至っているようだ。
馬「ぐふぉっっ!…ハヤテさんは逆に情けをかけてくださいよ…」
対する少数派の意見はというと……
ソウシ「もう、皆分かってないなぁ。」
ソウシは『馬ちゃん!!』と、圧倒的な筆圧で書かれた紙をひらめかせながら解説を始めた。
ソウシ「まだまだ成長過程にある馬ちゃんを自分色に染めれちゃうなんて男としてこの上ない喜びだよ?
それに馬ちゃんは何着せても似合うし、言動も面白いし、見ていて飽きないし…」
ソウシは馬について褒めに褒めていた。
彼のその姿は、その場にいた全員を、
『うわぁ…馬の事を好き過ぎるだろ…』
と、引かせるには十分だった。
馬「そ、ソウシさん!ありがとうございました!!」
止まらないソウシの馬愛語りを、馬本人が慌てて止めさせた。
馬「最後は船長……って、その答えは何なんですか!?」
リュウガ「ん、これか?」
リュウガの紙には『2人とも』と書かれていた。
リュウガ「馬でも、ソリアでも、俺の事を好きな女だったら誰とでも付き合うぜ?
そもそも俺は2人同時で構わないし、実際、複数と並行して付き合うなんてザラだから何も問題はねぇな!!」
『う、うわぁ…』
リュウガの答えもその場にいる全員を確実にドン引きさせるものだった。