モルドー帝国·前編~花と涙のファーストキッス~(その6)
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名前を入れないと『馬』になるので、あなたの脳内で馬が大暴れするでしょう…お気をつけください。
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ソウシ「馬ちゃんは食が細いから、いつもナギが心配してるんだよ。」
ナギの新しい恋人ソリア(※メンバーはそう解釈している)を差し置いて馬に気を配るナギに代わり、ソウシがフォローを入れた。
ソリア「そうなんですね、ナギってやっぱり面倒見が良いのねー。」
トワ「ソリアさんはナギさんの子ども時代を知ってるんですよね?
ナギさんって小さい時からクールだったんですか?」
トワがニコニコしながらソリアに尋ねた。
彼の明るい声音と、愛嬌のある笑顔のおかげで場の緊張感が随分と和いだ。
ソリア「子どもと言っても10代くらいだけど……そうねぇ、今と変わらず無口で……山で暮らす子ども達のリーダーって感じだったわ、頼りがいがあるって言うのかな。」
ソリアが言う『山で暮らす子ども達』とは、ナギと同じ境遇の、親に捨てられた結果、山賊頭の気紛れで拾われた子ども達の事である。
その子ども達だけで構成された下っ端コミュニティの中でナギはリーダーとして、また、本家山賊との橋渡しをするポジションとして生活していたのだが、温室育ちのソリアにはそんな細かい経緯までは知らなかった。
馬『ナギさん、たくさんの仔狼を引き連れてたのか……』
こちらは以前のやり取りのせいで、最初から間違った感想を抱いていた。
ナギ「ソリア、昔のことはどうでも良い。」
馬に自分が山賊だった事を知られたくないナギは過去について語るソリアを止めた。
ソリア「あ、言っちゃダメだった?ごめんなさい…」
2人のやり取りを見て、
馬『ナギさん、狼少年時代の事を掘り返されるのは嫌なのか……今となっては四足歩行だった過去が恥ずかしいのかな?』
やはり馬は誤解していた。
馬「ごちそうさまでしたー!そいやっっ!!」
ガタンッ、
好物ばかりが並んだ夕飯を集中して食べ終えた馬は、いの一番に椅子から立ち上がった。
そして、
ガチャガシャッ…
自分の使用済み食器を手際よく纏めてから、
馬「ゲフンゴホンッ、あー…風邪だー、これはかなり熱っぽいなー。」
と、わざとらしい咳をしながら病人アピールをし始めた。
どうやら先程の、
ハヤテ「(馬は)スッゲーキツい風邪を引いたらしくて…」
という発言に則っているようだ。
リュウガ「馬、風邪か?
それなら早く部屋行ってゆっくり寝てこいよ。」
喩えどんなにアルコールに呑まれていても、リュウガは船長として、船員の体調を気遣う姿勢は崩さない。
馬「船長、ありがとうございます。
皆さんに風邪を染つさないよう、私は早々に撤退しますね!
それではソリアさん!!」
ソリア「あ、はい!」
馬に威勢よく呼ばれたので、ソリアも威勢よく返事をした。
馬「ごゆっくり!!」
馬はビシッと敬礼ポーズを決めてから、この場を立ち去ろうとした。
正直なところ、これ以上ナギとソリアカップルの仲睦まじく話す様子を見るのが辛かったし、ソリアの眼前にも関わらず自分に構おうとしてくるナギに対しても戸惑っていた。
そのため、一刻も早く食堂から出ていきたかったのだが……
ナギ「部屋って、何処の部屋で寝るつもりなんだ?」
馬「え、」
ナギ「……なぁ、俺の部屋に置いてたお前の荷物は何処にやった?」
ここにきてナギが件の質問をぶつけて来た。