モルドー帝国·前編~花と涙のファーストキッス~(その5)
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ナギ『……またハヤテか。』
馬はハヤテと荷物の日干し作業をするとか言ってたのに何故外出しているのか……ナギの中で疑問が生じる。
ソリア「馬ちゃんの好きな子ってもしかしてあの金髪の子?」
ナギ「……は?」
突拍子もないソリアの質問に、ナギは目を丸くする。
ソリア「馬ちゃんから好きな人がいるって聞いてるのよ。
フフフ、若い2人は歩いてる姿もお似合いね。
初々しくて見ていて微笑ましいわ。」
ソリアは優しく笑いながら2人の姿を眺めていた。
馬とハヤテの後ろ姿に、かつての自分とナギを思い浮かべているのかもしれない。
しかし、ナギの方は異なる感情を抱いていた。
ナギ「いや、あの2人には恋愛感情とかねぇよ。」
いくら事情の知らないソリアの勘違いとは言え、馬が自分以外の男とお似合いと言われる事は心外だった。
ソリア「あらそうなの?
あんなに仲良さそうに見えるのに。」
ナギ「……………」
少し残念そうに話すソリアに、ナギはどう答えるべきかわからなかった。
馬がソウシとシンの3人で飲みに行った時は何も感じ無かった。
でも今は少し勝手が違う。
……………………………
馬「は、ハヤテさん……」
ハヤテ「お、おう、どうした?」
馬「ちょ゙っど脇道に反れてもらっても良いでしょうか…?」
馬は鼻を啜りながらハヤテに訴えた。
我慢してい彼女の涙腺が崩壊してしまったらしい。
ハヤテ「え!?」
馬の顔を見てハヤテも状況を察する。
ハヤテ「わかった!わかったから泣くな馬!!
あー、女は面倒くせー!!」
そう叫びながらもハヤテは人通りの少ない道を選び、慌てて彼女を誘導する。
馬「あ、ありがとゔございます…うぇぇっ………」
涙で視界が滲む馬だったが、ハヤテの気遣いに素直に感謝した。
馬「ひっ……うぐ……」
ハヤテ「元気出せって、馬ー。」
2人は脇道にちょこんと座り込んでいる。
ボロボロと涙を溢す馬と、それを慰めようとするハヤテといった構図である。
馬「ハヤデさん゙…ヒック……」
ハヤテ「あ?」
馬「わた、私……ヒック…」
ハヤテ「聞いてやるから、落ち着け。」
傷心の彼女が何を言い出すのか、ハヤテはちゃんと受け止めてやるべく真剣に耳を傾ける。
しかし、
馬「ちゃ、ちゃんと……ウッ……乙女らしく、……ヒッ……泣けてま゙すかね?」
ハヤテ「はぁ?」
彼女の口から出てきた言葉は全く失恋とは関係のない言葉だった。
馬「わ、わた…私…ウゥ……気を抜いだら、お……ッヒクッ……おっさん゙みたいな泣き方するんで……ウッ…」
ハヤテ「何だよ、おっさんみたいな泣き方って。」
非常に呆れながらもハヤテは最後まで話を聞いてやる。
馬「こ、こんなんですぅ、う… うぉぉぉぉぉぉぉぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!」
馬は試しに気を抜いた泣き方をしてみたところ、咆哮を上げるような泣き声になってしまった。
あまりの大声に、道行く一般人が皆立ち止まって振り向く程だ。
ハヤテ「ちょ!バカ、やめろ!
おっさんなのはわかったから普通の泣き方に戻せ。」
馬「は、はい……ヒック…」
ハヤテに指摘され、出来るだけ感情を抑える馬だった。