モルドー帝国·前編~花と涙のファーストキッス~(その2)
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『ナギと馬の恋愛について』というテーマで、やや白熱した議論が交わされていた。
実際、討論会の蓋を開けてみると、
·ソウシ→清くて美しい恋愛を!
·シン→激しくて情熱的な恋愛を!
·馬→流れに任せた恋愛を!でも揉め事は嫌!
という各自の恋愛理想像は誰も曲げる事無く、話は平行線を辿ったままだった。
ソウシ「だ・か・ら!ファーストキスは甘酸っぱいレモン味! これだけは譲れないから。
後は砂浜で追いかけっこをする王道をやってくれたら尚良しだけどね。」
本当に、
シン「酔わせて縄で縛り上げて全く逃げられない状況にした馬と、媚薬を盛ったナギの2人きりで檻に監禁したいところだ。
それぐらいしないとコイツらはヤらない!」
三者とも、
馬「やっぱりナギさんの魅力の秘訣は色気ですね!
たまにタンクトップの隙間からチラリと乳首が見えるんですけど、それがまた私をドキッとさせるんですよ!!
『くぁーっ、この瞬間のために生きてるな!』って毎度毎度感激しちゃうんです。」
好き勝手に討論(恋愛トーク)をしていた。
シン「…………おい。」
ふと我に帰ったシンが、低い声で呟いた。
馬「ん?どうしました?」
シン「包帯を巻き過ぎだ、オレの顔より大きくなってるぞ!!」
シンは球投げグローブのように巨大化した手で馬の頭をチョップした。
馬「アダッッ!」
ソウシ『フフフ、あんな大きな手で馬ちゃんを殴るシンは、まるでハリセンでツッコミを入れる芸人さんみたいだ(笑)』
ヤマトのお笑い好きなソウシは非常に面白そうに彼らの様子を眺めていた。
ソウシ「さて、お2人さん。
そろそろ良い時間だよ。」
懐中時計で時刻を確認したソウシは、謝りながら包帯を巻き直している馬と、文句を言いながら包帯を巻き直させているシンに次の行動を促した。
ソウシ「ソリアさんの所に行こうか。」
馬「押守!」
シン「はい。」
ソウシ「……でも本当にナギとソリアさんが知り合いだったらどうする?」
ソウシは懐中時計を自身の鞄にしまい終えてから、馬に尋ねた。
馬「そりゃあ、久々の再会で積もる話もあるだろうし、2人でゆっくりどうぞ…って言うしか無いですね!」
馬は親指を立ててポーズを決めながら理想的な解答をした。
シン「フン、焼けぼっくいに火が点いたりしてな。」
馬「ぐっ…」
嫌味のこもったシンの茶々入れに馬は見事に動じてしまったが、
馬「な、ナギさんには幸せになって欲しいから、それもアリかもしれませんね!」
これまた親指を立てて返答した。
余裕のある素振りをしたかったのだろうが、誰が見ても彼女の様子はぎこちなかった。
ソウシ「まぁまぁ、まだソリアさんが知り合いと決まったわけじゃないからね。」
動揺しているであろう馬に向かってソウシは励ましの言葉を掛けてやる。
シン「フッ、このままいくと、ソリアって女が本当にナギの幼馴染みだった……という展開になりそうだな。
それでナギが馬かソリアか選び切れなくて二股を掛けるまでがお決まりの流れだろうな。」
馬「うわ、すっごいドロドロ……何ですかそれ。」
シン「恋愛小説の王道の設定だ。
その次はナギの子どもを同時期に授かったお前らが父親を奪い合う修羅場が待っている。」
ソウシ・馬「えぇー…」
シンの修羅場過ぎるストーリーを聞いた2人は引いていた。
一体彼は普段からどんな『王道の恋愛小説』を読んでいるのか、と。