モルドー帝国·前編~花と涙のファーストキッス~(その2)
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……………………………
ソウシ「シンがこんなに感情的になるってよっぽどだなぁ。」
ソウシはニコニコとしながらシンの傷口に薬を塗っている。
馬「ひ、ひぃぃ、痛そう…」
包帯を手にしてスタンバイしている馬は、顔を顰めながらシンの治療を見守っていた。
シン「フン、お前ら2人には心底イライラさせられる。」
すこぶる機嫌の悪いシンは馬に対して悪態をついているが、傷口に関しては痛がる素振りを全く見せる事はない。
どんな時でも沈着冷静なシンなのに、先程の馬達のやり取りを聴いて発狂したのだから、彼にとってよっぽど腹に据えかねる状況だったのだろう。
馬「えっ、私が悪いんですか?
ナギさんの乳首をほんの少しクリクリしてただけなのに……」
ソウシ「ちょっとちょっと(笑)、乳首をクリクリって一体どういう状況だったの?
馬ちゃん、私にも教えてよ。」
面白そうな事情に、ソウシは凄く興味をそそられてしまったらしい。
そんな彼のために、馬は、
·昼間のソリアについて話していたらナギに壁際に追いやられた事
·キスをされそうになったが、ピンポイントでナギの乳首を突つけた事
·そのままナギの乳首をクリクリ捏ねくり回していたところ、シンが素手でグラスを割って発狂した事
と、ありのままの事情をソウシに説明した。
ソウシ「あはははは(笑)
馬ちゃんの乳首ノックも面白いけど、シンの素手でグラスを割るってのが1番面白いね(笑)
素手でグラスを割るって、フフフ(笑)激怒にも程があるよ、あははは(笑)」
笑いのツボに入ったソウシは涙を浮かべるほど爆笑しながら感想を述べた。
シン「あれだけの体勢になって何でキスの1つもしない!?
大体馬が勿体ぶってるのが悪い!!」
シンは馬を鋭い眼差しで睨みつける。
ソウシに笑われたせいで彼の機嫌はさらに悪くなってしまった。
馬「えぇぇ、私が悪いんですか!?
いや、だってファーストキッスだし、厨房で勢いで奪われちゃったら嫌じゃないですか…」
シン「乙女か!!」
馬「乙女ですよ!!」
シン「普段からおっさんみたいにしてるのに、こういう時だけ清純ぶるなっっ!!」
馬「うぐっっ!!
シンのあんちゃんの罵声が的確過ぎて、おっちゃん泣いちゃいそうだよ…」
と、馬おっさんはシンの気迫に負けて尻尾を巻いてしまった。
ソウシ「馬ちゃんはそのまま乙女であるべきだよ……さ、止血したから包帯よろしくね。」
小競り合い中のシンと馬の間に、ソウシが持論を持ってして割って入った。
馬「はーい、シンのあんちゃん失礼しまっせ……」
ソウシの指示に従い、馬はシンの手に包帯を巻き付ける作業に取り掛かる。
シン「ドクター、何度も言ってますが、コイツとナギはテンポが悪すぎる。
見ているこちらからすれば、早くくっ付けとイラついて仕方がない。」
シンは本人が目の前で包帯を巻いてくれているにも関わらず、厳しく指摘した。
ソウシ「フフ、シンは若いからね。
ナギや私位の三十路近くになるとね、初恋のようなゆっくりとした恋愛が逆に新鮮に感じられるものなんだ。」
ソウシはニコニコと、シンを宥めるように語っている。
当事者の馬はと言うと、
馬『シンさんもソウシさんも、急に恋愛について語り出しちゃったよ……まぁ面白いから聞いておこうっと。』
シンの包帯をグルグルと巻きながら、聞き耳を立てる事に集中していた。
ソウシ「馬ちゃんには是非とも初恋のナギとロマンチックなファーストキスをして、結婚して、子供を産んで……と、ナギしか知らない清くて一途な恋愛を貫いて欲しいな。」
馬『うぉっ、絵に描いたような花嫁ストーリー…』
シン「ナギはシリウス海賊団の主要メンバーですよ?
屈強な海賊であるべき奴がそんな女々しい恋愛をしてるなんて聞いて呆れる。
海賊なら海賊らしく馬の処女を無理矢理にでも奪うのが筋ってものだ。」
馬『うへっっ!こっちはこっちで過激な発言。
シンさんは欲求不満なんだろうか…』
3人がそれぞれ好き勝手な事を言ったり考えていたりしている。