モルドー帝国·前編~花と涙のファーストキッス~(その2)
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しかし、
ナギ「………その減らず口を叩けねぇようにするぞ?」
ナギの方も日々成長しているのだ。
馬の斜め上な言動にも耐性が付いており、今の彼には笑い返しながら彼女を見下ろす余裕まであった。
馬『げっ!動じない…』
こうなってくると馬の方が圧倒的に不利である。
馬「あのー、それはどういった意味合いでしょうか?
海に沈めて社会的に抹殺とか、」
ナギ「んなわけねぇだろ。」
ナギは馬の顎をクイと持ち上げた。
出た!!
イケメンだけに許される行為、『顎クイ』である。
異性の顎を片手で持ち上げる事により、相手の視線を強制的に捕らえたまま話せるようになる。
また、キスをするにはもってこいの体勢にもなるのだ。
先程の『壁ドン』と併用すれば、対象者はますます被対象者の虜となるだろう(※但しイケメンに限る)。
馬「じ、じゃあ、ナギさんお得意の暗殺以外でどうやって私を黙らせるのですか?」
壁に追いやられ、顎を固定された状態の馬は、何となく次にナギにされそうな事を予測出来たが、一応聞いてみる。
ナギ「……そんなの、」
最後まで言い切らずに、『決まってるだろう?』というニュアンスを残しながら、ナギは馬の唇に視線を落とした。
馬「ふごっっ!?」
言わずもがな、馬のファーストキス喪失の危機である。
自身の危機を察知した馬の鼻息が荒くなる。
ナギ「……………」
ナギの整った顔が近付き、2人の前髪同士が触れ合う程の至近距離となった時、
馬『は、はぅぁっ!ナギさんの睫毛、長くて多い!?
ホコリ取りに最適そう……////』
緊張し過ぎている馬は非常にどうでも良いことを考えていた。
ナギの唇と触れ合いそうになるその瞬間、
馬「ま、待って!!」
ナギ「……!?」
馬は咄嗟に両手の人指し指を使い、トンとナギの衣服を突いた。
ナギ「……………………………………おい。」
馬「フフッ、まさかピンポイントで当てられるとは……自分でもビックリです。」
馬は真顔で両方の人指し指をクリクリと動かした。
そう、馬が咄嗟に置いた2本の指は、ナギの両乳首を見事に捉えたのである。
ナギ「……っ、アホ、弄るな。」
ナギは『顎クイ』を解除し、自分の乳首を嬉しそうに弄くり回している馬の動きを止めた。
馬「嫌っっ!ナギさんの乳首ぃ…名残惜しゅうございます…」
ナギ「……本当に碌なことしねぇな。」
そう言いつつもナギは馬の頭を自身の胸元へと引き寄せていた。
馬「ぬっほ////あぁ、胸板も素晴らしい…」
ナギからの抱擁を受けてメロメロになっている馬は大人しく彼に身を委ねている。
ナギ「…………なぁ、」
馬「へいっっ!」
返事は江戸っ子だが、彼女の表情は恍惚としたままだ。
一応甘い雰囲気は続行中のようである。
ナギ「……キスさせろ。」
2人だけの甘い雰囲気が続いているのをいい事に、ナギは勢いで馬にキスをせがんだ。
馬「あぁ、本当に素敵な胸板……でもね、ナギさん……それとこれとは話が別ぅ……////」
骨抜き状態の馬だが、雰囲気に流されること無くキスの要求はしっかりと拒んだ。
その時、
バリンッッッ!!
ナギ「……あ?」
馬「うぇっっ!?」
厨房の外からガラスの割れる音がした。
そして、
バンッッッッ!!!と、勢い良く厨房の扉が開けられた。
シン「お前らさっさとキスの1つぐらいしろ!!
アホなのかっっ!?」
割れたグラスを握り締めながら発狂するシンが厨房へと飛び込んできたのだが、痛々しいことに彼の手からは一筋の血が滴っていた。
馬「ちょ、ちょ、ちょ、ちょっと!?
シンさん、手を負傷してますよっっ!!」
ナギ「おいシン、大丈夫か!?」
厨房は一時騒然とした。