モルドー帝国·前編~花と涙のファーストキッス~(その1)
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……………………………
馬「ここがモルドー繁華街!?
大きくて人も多い〜〜!!」
馬は観光客という雰囲気を丸出しの状態でキョロキョロと辺りを見回していた。
ソウシ「この先に食料市の通りがあるんだけど……馬ちゃんははぐれないように私かトワと必ず一緒にいてね。」
馬「ハハハ、そんなに心配しなくても大丈夫っすよ、大将!」
トワ「ナギさんから、馬さんは極度の方向音痴だから絶対に1人で行動させるなって強く言われてます。
他人のことをとやかく言わないナギさんがそれだけ言うってよっぽどだと思うので、ちゃんと一緒に行動しましょうね!」
馬「くっ…ナギさんめ、余計なお世話を…」
馬はこの場にいないナギに対して悪態を付いた。
馬達が現在歩いている場所は繁華街である。
モルドー帝国城に続く城下町、市場、繁華街、港街と各区画が連なって一帯となっている。
特に繁華街は他国から足を運んできた多くの旅行客で賑わっており、服装は勿論のこと、様々な人種が入り混じっていた。
ヤマト人の馬もその中の1人として特に目立つようなことはなかった。
馬「……人も多いけど、帝国軍かな?軍人さんも多いですね。」
馬は小声でソウシに話し掛けた。
ソウシ「うん、この前来た時もこんな感じで取り締まりがキツかったんだよ。」
馬「へぇー、ナギさんが言ってた職質もあり得ちゃう話なんですね。」
馬とソウシが小声で話すすぐ横を、甲冑を付けた屈強な男性が通り過ぎていった。
彼の鎧にはモルドー帝国の紋章が刻まれている。
馬「あ!」
馬がふいに足を止めた。
馬「ソウシさん、モルドー美人を発見しました!
あの花屋の店員さんにご注目!」
馬とソウシの2人には、美しい女性やイケメン男性を目撃すると興奮するという変わった趣旨がある。
それは美しい景色や美術品を観た時と同じ感覚で、2人して感動を味わうのだが、今回も早速該当する人物を見つけたようだ。
ソウシ「どれどれ… あー、本当だ。
凄く透明感のある美人だね。」
馬「あのお姉さん……ユリの花が似合いそうですよね。
ユリの花束を抱えた彼女がニッコリ笑うともう癒しの天使降臨って感じで、想像するだけで…ジュルリ、ヨダレが止まりません!」
ソウシ「ユリの花か……うん、わかるわかる!
馬ちゃんも白が似合うタイプだけど、彼女は違う系統の白が似合う女性だね。」
トワ『2人とも感受性豊かだなー』
トワは黙って2人のやりとりを眺めている。
馬「まさしく花屋さんだし、私がユリの花買ってみて、それをお姉さんから渡して貰うってのはどうでしょう?
結果的にユリとお姉さんの構図が完成します!」
ソウシ「なるほど、凄く良いね!
白ユリの美人から純白の馬ちゃんへの花束贈呈……うん、実に絵になると思う!」
馬「純白の…というのが意味不明ですけど、とにかく美人のお姉さんから癒しを貰いたいので行ってきます!」
馬は自身の財布を取り出し、花屋に向かって走り出した。
トワ「あ、馬さん!?」
ソウシ「馬ちゃんの有言実行なところ、素敵だよね♪
さぁトワ、私達も行こう。」
トワ「はい!」
猪突猛進な馬の後ろを、穏やかな2人が追い掛けるようにして付いていく。