モルドー帝国·前編~花と涙のファーストキッス~(その1)
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結局のところ、ナギは馬・トワ・ソウシのメンバーでの買い出しを許可せざるを得なかった。
軍に見付かるリスクを考えると、やはりこの3人の人選が最善だという考えに辿り着く。
ナギ「……馬、最終確認だ。」
馬「押忍!!」
後は明日の下船に備えて眠るだけなのだが、不安要素しかない馬に対して、ナギは今一度諸注意を確認しておく事にした。
馬「無駄な物は買いません!」
ナギ「……次。」
馬「知らない人に付いていきません!」
ナギ「……次。」
馬「勝手にいなくなりません!」
ナギ「……最後。」
馬「シリウス海賊団の事は話しません!」
ナギ「……そうだ、絶対に忘れんなよ。」
馬「あい、わかりました!」
馬はナギから言われていた注意事項を繰り返し、そして無事に合格をもらえた。
これで明日は自信を持って買い出しに行くことが出来る、と、彼女がニヤけていると、
ナギ「……それから、アレを出せ。」
ナギが馬に向かって手を差し出してきた。
馬「……アレ?」
馬は出された手の意味がわからなかったので、その彼の掌の上に自身の掌をちょこんと置いた。
ナギ「…………………」
馬が仔犬のように『お手』をしてきた事に、不覚にもナギは萌えてしまったが、
ナギ「手じゃなくて、食堂でお前が言ってた俺の服とかを出せってことだ。」
馬「!!」
ナギの言葉を理解した馬はこの世の終わりのような顔をした。
馬「嫌です!!私の宝物を奪わないでぇぇえ!!」
馬はナギの腰にしがみつき、涙を流しながら懇願していた。
ナギ「離せっ、元は俺のだろ!
どうりで最近替えの服が少なくなったと思ったら………こんなに溜め込みやがって!!」
馬「ギャンッッ!!」
馬の収納棚の1スペースには、沢山のナギの衣類や私物が詰め込まれていた。
ストックがたくさんあるバンダナやタンクトップ、着古して破棄したはずの衣類や鎖鎌の破損した鎖など。
無くなっても気が付かないような些末な備品ばかりが収められていた。
馬「ご無体はやめてくだされぇ!!
ナギさんが不寝番の時にそこに頭を突っ込んで眠るのが私のささやかな楽しみなんですよぉぉっ!!」
ナギ「……尚更気持ち悪ぃ!」
ナギに極秘スペースを解体されてしまった馬は悲壮な声を上げて嘆いていた。
馬「シクシクシクシクシクシク…」
しかし、
ナギ「……本当にシクシク言って泣く奴があるか。」
シリウスの料理人は容赦がない。
馬「シクシクシクシク…髪の毛まで捨てるなんて…ナギさんはバンダナ巻いてるから……なかなか集めるの難しかったのに…」
ナギ「………っ…」
具体的過ぎる彼女の発言を聞いたナギは全力で引いていた。