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ナギは昨日の初対面時と同じように
馬を肩にかつぎ上げたまま自室に入室した。
馬「……スプー……」
ナギ『ったくコイツは本当に何を考えてるんだ…』
馬を探し回っていたナギは、廊下でハヤテと一緒にいる彼女を見付けた。
一緒にいると言っても地べたに倒れ込む形で眠っているという神経を疑うような状況だった。
ハヤテもそんな
馬に理不尽な目に合わされた後だったのか、
ハヤテ「ナギ兄!俺の頭がずんずん言っておかしくなる前に早くコイツを引き取ってくれ!!」
と、早急な引き取り作業を要請されてしまった。
ナギ「…はぁ。」
ナギが溜め息を吐くのは何度目だろうか。
そして自室の明かりを付けてから、ベッドの上にある存在に驚く。
ナギ「うわっっ!」
すっかり忘れていたがナギ太郎である。
暗闇に浮かび上がる不気味な仮面のシルエットを不意に目撃すると流石のナギでも心が乱される。
思わず落としてしまいそうになった
馬を抱え直し、静かにベッドへと下ろした。
ナギ『……面倒くせぇ。』
ナギは今日も
馬に振り回され、かなり疲弊していた。
(終、ミニあとがきへ)
【ミニあとがき】
やっとプロローグシリーズが完結しました。
さて、今後は小ネタシリーズを予定しております。
シリウス号がヤマトの次の島まで辿り着くまでに1週間程と考えてまして、その間の出来事をショートストーリーで上げていこうかなと考え中です。
船員同士の会話だったり、ナギの航海日誌を上げてみたり。
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これらは全部私の妄想なので、原作の設定や、現実の出来事とは多少異なるかもしれません。
そのときは『無知な管理人、残念だなぁ~(´ー`)』と、軽く流していただけると幸いです。
馬ときどき魔王 管理人より。
(※と、2014年度の管理人が申しておりました!)