モルディ市国~貴族と軍人と海賊~(その6)
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……………………………
仮面舞踏会が無事に終了し、会場の外に出てすぐのタイミングで、シンは馬を呼び止めた。
シン「ほら、さっさとしてこい。」
馬「ん?何をですか?」
ソウシ「プロポーズだよ、馬ちゃん。
今日まで頑張ってきたのはナギに見てもらうためだったろう?」
馬「あぁ!」
そういえばそうだった、ナギへのプロポーズを掛けて舞踏会に挑んだのがそもそもの始まりだった……と、馬は思い出したが、
馬『これ以上ナギさんに求めるのは悪い気がするなぁ…』
馬は先程ナギに言ってもらえた「置いていかない」の言葉だけで十分満足していた。
「傍に置け」と言った同日に「結婚もしろ」とまで言ってしまうのはおこがましくないだろうか。
さらには、過去99回断られているのだからどうせ結果は惨敗だろう……と、馬の中で謙虚な思考が著しく駆け巡る中、
ソウシ「ほら、馬ちゃん!行って行って!!」
トンッとソウシに背中を押された。
一方で、
シン「ナギ、馬から話があるらしいぞ。」
シンの方もナギにお膳立てをする。
ナギ「…………」
一連の流れを目の前で見ていたナギは、馬からプロポーズされる事を既に覚悟していた。
シン「……結婚したくないんだったら『結婚を前提に付き合う』位の事を言ったら良いだろう。
とにかく馬は今日までお前に見せるために頑張ってきたから誠意を見せてやれ。」
というお節介な忠告までいただいてしまった。
ナギ「……………」
シンに言われなくとも、今宵馬から求婚されれば、ナギはきちんと向き合うつもりでいる。
舞踏会の最中、他の男達が美しくなった彼女を邪な目で見ている事を知り、ナギは苦痛に感じてしまった。
加えて、ゲオルグが馬に確実な好意を寄せて縁談まで持ち掛けてきた事は非常に彼を驚かせた。
自分にまとわり付いて離れていかないと思っていた馬が他の男の妻となる……それが現実味を帯びそうになった時、初めて焦りを感じたのだった。
馬が誰かのものになるなんて事は堪えられない、それならばいっそのこと確実に自分のものにしてしまおう……と、ナギの中で結婚の意志が固まっていった。
馬「あの…ナギさん。」
馬が申し訳無さそうにナギの名を呼んだ。
ナギ「……………」
馬「今日は何度もお願いをすることになってしまうんですが…」
ナギ「………言ってみろ。」
馬はチラッと背後を振り返った。
ソウシが口をパクパクと動かしながら『がんばれ!』と声援を送っている。
馬が視線を元に戻した時、ナギの背後で、シンが『早く言え』と、こちらも口パクをしながら睨んでいる。
馬『ソウシさんとシンさんは今日の日のために私の練習にたくさん付き合ってくれた……よし、ちゃんとナギさんにプロポーズしよう!!』
2人の後援を受けて、及び腰だった馬の気持ちが引き締められた。
馬「ナギさん!!」
意を決した馬はナギの瞳を見据えた。