モルディ市国~貴族と軍人と海賊~(その5)
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名前を入れないと『馬』になるので、あなたの脳内で馬が大暴れするでしょう…お気をつけください。
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馬「上司様は、」
ゲオルグ「ゲオルグで大丈夫だ。」
馬「ゲオルグさんにはミドルネームもあるんですね!
綺麗なお名前……って、あれ?」
ゲオルグの名前に引っ掛かりを覚えた馬は、脳内で再び彼の名前を復唱してみる。
そしてわかったことが1つ…
馬「あの、苗字のランバートって……確かこの城はランバート城とお聞きしてますが、」
ゲオルグ「あぁ、ここの城主は弟のライアンだ。」
馬「!!」
どうやら馬は、仕方がなかったとはいえ、一国の城主様を昏睡させてしまったようだ。
馬『ど、ど、ど、どうしよう、ライアンさんにあんなことしちゃった……タケル君の出世コースに響いちゃうかも。』
馬は咄嗟に弟の立場を心配した。
自分の失態のせいでタケルの出世街道を潰してしまうことだけは避けたかった。
馬「す、す、すみません、ライアンさんを、城主様を手酷く扱ってしまって、誠に申し訳ございませんっっ!!」
ゲオルグ「…………」
急に取り乱し、頭を下げ出した馬の様子に、ゲオルグは驚いたが、話の内容を聞いているうちに、
ゲオルグ『あぁ、彼女は弟が不利な立場になることを恐れているのか。』
と、理解した。
それと同時に、第一印象が可憐だと思われた馬も例外無く喜怒哀楽の激しいヴァイカート家の気質を持っていることにだ感心した。
馬「ゲオルグさん、どうかタケル君に責任が行くような事はないようにお願いします!!」
ゲオルグ「ライアンは完全なる自業自得だから、タケルはおろか、貴女にも責任は及ばない。」
馬「よ、良かった…」
ゲオルグの答えを聞き、安心した馬は胸を撫で下ろした。
改めてゲオルグに詫びの言葉を述べようとした時、ふと気になるモノが視界に入った。
それをよく確めようと、馬は無意識のうちに自身の仮面を外してしまった。
ゲオルグ「……!!」
馬「あの…ゲオルグさんは船に乗られる予定がありますか?」
仮面を外した馬はゲオルグの瞳から視線を逸らさないまま尋ねた。
ゲオルグ「船……?明日モルドーに渡るために乗る予定だが。」
馬の突然過ぎる行動・質問に多少は疑問を抱いたが、ゲオルグは現役軍人なだけあってあまり動じずに応対する。
馬「船……うーん、普通の船と言うよりも… 失礼しますね。」
昔の職業癖が抜けていない馬は、殆ど初対面のゲオルグ相手に顔を近付ける。
ゲオルグ「……何を、」
その愛らしい顔を、文字通り至近距離まで近付けられたゲオルグは静かに困惑した。
馬「艦船……ですかね、特に巨大な大砲…?みたいなのが3つ見えます。
そういった船に乗る予定は?」
ゲオルグ「……それは答えられない。」
軍事内容は重大機密事項なので絶対に口にしてはならない。
しかし、口には出せないが、馬の言う艦船には覚えがあった。
馬「あ、そうですよね、変なことを聞いてすみません。
あの…その船に乗られる時はくれぐれも注意してくださいね。
出来れば乗らない方が良いかもしれません。」
ゲオルグ「…………」
ゲオルグは軍行に口を挟む馬をかなり訝しんでいる様子だ。
その時、
ナギ「馬!!」
馬『この声は!!マイスウィートハズバンド(予定)のナギさん!!』
馬の真の保護者、ナギが登場した。