つぎの日
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名前を入れないと『馬』になるので、あなたの脳内で馬が大暴れするでしょう…お気をつけください。
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ハヤテ『ナギ兄に何か夜食作ってもら…ぅぉっ!』
ハヤテが厨房へと向かおうと扉を開けたすぐ先の廊下で馬が生き倒れていた。
ハヤテ「またコイツか…」
ハヤテは思わず眉をひそめた。
自身が馬と関わると必ず誤解を招くような展開になっている。今度こそ無視を貫き通したい…が、
馬「…………」
今回に関しては文字通り生き倒れている状態だ。
もしかしたら本当に生命の危機に瀕しているのかもしれない…外見も性根も、ダブルイケメンのハヤテは馬を助ける事にした。
ハヤテ「…おい!馬、大丈夫かよ。」
とりあえず馬を抱き起こす。
小柄な彼女は思いの外軽かった。
馬「…………ぁ、……ハヤテさ………私…………」
彼女の声はいまだかつて無いほど弱々しく、消え入りそうなものだった。
ハヤテ「お前…毒でも食って危険な状態なんじゃぁ…」
焦るハヤテを横目に、馬は喋り続ける。
馬「私……まだハヤテさ……のこと………言ってな……うっっ!」
ハヤテ「もういい、喋るな!!」
まるで映画のヒロインが死の間際に陥ってるような、そんなワンシーンである。
馬「ハァハァ………」
息も絶え絶えな馬は苦しそうに、
馬「…ずん…ずんずん…ずんどこ……ハヤテー!!!」
と、最後の「ハヤテー!!!」のみしっかりと叫んでから、ガクッと完全に意識を手放した。
ハヤテ「馬ーーーー!!!!」
馬の手を握り必死に呼び掛けるハヤテ。
シン「何だ、騒がしい。」
たまたま通り掛かったシンが声を掛けて来た。
ハヤテ「シン!馬が…馬が!」
シン「そのバカは寝てるようにしか見えないが?」
ハヤテ「……え?」
馬「………クカー…………」
シン「フッ、バカ二人、お似合いだな。」
そう吐き捨て、シンは華麗に去っていった。
ハヤテ「…ちょっ!おい、待てよシン!!! …………くっそーーー!!!!!!!」
シンに馬鹿にされた悔しさと共に、また例の『ずんずん』を思い出し、ハヤテの脳内でずんずんリピート再生地獄が始まってしまうのだった。
一方その頃、ナギはというと…
ナギ『どこ行きやがった!?』
馬の残したメモ、
『先立つ不幸をお許しください 馬』
を読んで、必死に航海室から甲板まで探し回っていた。