モルディ市国~貴族と軍人と海賊~(その2)
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リュウガ「よし、全員名前を把握したな。
最後に!!絶対にシリウスの情報は漏らさないこと!!
俺からは以上だが、シン、何か補足はあるか?」
シン「今日初めて社交の場に出る人間のために一言言わせてください。
舞踏会は女の方が有利に情報を得やすいからな、ハナコ!」
馬「へいっ!?」
突然名指しされたので、馬は慌てて反応した。
シン「ったく、お前の活躍に期待がかかってるのにボケッとするな。
今回のダンスは事前に連絡した通り、ドクター、オレ、船長、ナギの順で、フリーダンスタイム以外は必ず誰かとペアで踊るようになっている。
シリウスの面子と踊っている間に社交界の雰囲気には慣れておけ…というか、オレと踊るまでにはいつもの調子を取り戻しておくように。」
馬「は、はぁ…」
シン「今からそんな調子でどうする!?シャキッと返事しろ!!」
馬「お、押守っっ!!」
シン「ベストカップル賞を勝ち取るのは?」
馬「シンコーチと私ですっっ!!」
シン「よし、会場の視線をオレ達で独占する。
だから、ちゃんとついて来い!!」
馬「押守っっ!!」
気合の入った掛け声でやる気を出し合う2人の隣で、ソウシがコッソリとリュウガに話す。
ソウシ「……シンってたまに熱くなりますよね。」
リュウガ「あぁ、運動は嫌いだと公言してるが、アイツが1番体育会系な気がするな。」
ナギ「…………」
ソウシとリュウガの会話を聞いているナギも密かに同意していた。
……………………………
今回、舞踏会の開催地であるモルディ市国はモルドー帝国領の1つで、人口が2千人程の小さな島国である。
人口は少ないが、住んでいる住人の殆どが貴族か軍人の裕福層で占められている。
一般人も貴族に仕える使用人として僅かに存在しているらしいが、治安を維持するためにも下働きの人間ですら帝国の軍事関係者である事が多い。
つまりは、モルディ市国はモルドー帝国の選ばれし富裕層のための避暑島と認識されており、入国審査1つを取っても軍による厳正なチェックが必要となってくる。
大変厳しい審査基準をクリアしなければ、港に船を着けることすらかなわないのだ。
リュウガはこの日のために偽造書類の作成に尽力していた。
リュウガ「入国するのが馬鹿みてぇに厳しい分、入っちまったら逆に警備の目は緩むんだ。」
今までに何度も密入国に成功しているリュウガは、笑いながら島の内部実情を明かしている。
馬「で、でも大丈夫なんですか?
入国審査って厳しいんでしょう、『THE・海賊船!』みたいなシリウス号は捕まりに行くようなもんじゃ、」
リュウガ「その辺は抜かりないから安心しろ!」
リュウガは一海の海賊王として多方面に顔が広い。
また、シリウス海賊団が嗜虐的な行為を行う一団では無いことも世間では知られているため、蓋を開けてみると彼らを支持する民衆の数は多いのだ。
今回も熱狂的なシリウスファンでもある、とある貴族一家のはからいで入国のための手筈は全て整えられていた。
馬「へぇー、猥褻船長として名高いのかと思いきや、実はとっても偉大で人気のある船長だったんですね……よっ!男前!!」
リュウガ「おいおい、猥褻船長って(笑)
だが、その異名も面白いな!こんな感じだろ?」
リュウガは隙をついて馬のスカートをバサッとめくった。
馬「ぎゃっっ!悪ガキ船長!!」
ナギ「何やってるんですか…」
ナギはリュウガに呆れながらも馬のスカートを直してやった。
ソウシ「ナギは馬ちゃんの騎士みたいだね。」
シン「確かに。
あそこまで好意が垂れ流しになってるのに、全く本人に言わないところも無駄に騎士みたいで本当に馬鹿馬鹿しい。」
シンは悪態をつきながらソウシに同意した。