モルディ市国~貴族と軍人と海賊~(その2)
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名前を入れないと『馬』になるので、あなたの脳内で馬が大暴れするでしょう…お気をつけください。
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リュウガ「すまん、本当に邪魔したみてぇだな…」
あちゃー、と頭を掻きながらリュウガは入室してきた。
その彼の背後から、
ソウシ「え、どういうことですか?」
と、ひょっこりとソウシも顔を出した。
リュウガ「いやー、折角コイツらがキスしかけてたのに邪魔しちまってな。」
ソウシ「えぇっ!?ナギ、ダメじゃないか。
馬ちゃんの口紅が落ちてしまうだろう。」
状況を察したソウシは慌ててナギを注意した。
さらに、
シン「おい!舞踏会が終わってからにしろって言っただろ、早々に盛ってどうする。」
シンまでも部屋に入ってきてナギに注意をした。
馬「アハハ、皆さんお揃いで……」
ナギ「………はぁ。」
突然乱入してきた来訪者達のせいで、馬とナギは体勢を戻す暇もなく、密着したままで固まっている。
これではナギも溜め息を吐きたくなるのも仕方がない。
馬「着替えが終わったんですね♪」
リュウガとソウシとシンの3人も、ナギと同じく畏まった衣装を着ていた。
本日開かれる仮面舞踏会のドレスコードは『ホワイトタイ』で指定されているので、男性陣は白い蝶ネクタイ、ベスト、シャツ、ポケットチーフ、手袋、これら全てが白で統一された燕尾服を着ている。
整った顔立ちで、さらにスタイルまで良い彼らが貴族の正装を着こなすと、海賊団の一味には全く見えなかった。
馬「本当に眩しい!!
皆さん凄くイケメン…イケメンカーニバルです!!
カッコいいだけじゃなくて気品も溢れ出てて、それでいて色気もあって……私、生きてる間に皆さんの正装姿を見れて心の底から良かった!!」
リュウガ「ハハ、褒め過ぎだろ!でもありがとな!」
言葉の選出は独特で過剰だが、馬から最高級の称賛を受けて、素直に嬉しいと感じたリュウガは礼を述べた。
リュウガ「俺はエドガーだな。」
ソウシ「私は…うん、クリスだね。」
シン「オレは…ヘンリーか。」
ナギ「……レオンで。」
馬『結構適当に決めるんだなぁ…』
スーパーイケメン集団の会話を耳にして、馬はこのような感想を抱いていた。
というのも、リュウから舞踏会の注意事項を聞いている流れで、会場で使用する偽名を考える事になったのだが、その決め方が非常にシンプルだった。
シンがあらかじめ用意した箱の中から、各自が無作為に1枚の紙を引く。
その引いた紙に書かれた人名が当日の偽名になる…つまりはシンプルなくじ引き方式で名称が決まったのだ。
馬「覚えておかないと…えーと、船長がエドガーで、ソウシさんがクリスで…… ププッ(笑)
ソウシさんってクリスっぽい顔してるから覚えやすい。
シンさんは『偏屈』のヘンリーって覚えて……ナギさんは、昔読んだ本の主人公と同じ名前!
主人公はイケメン警ら隊の新人だったっけな…』
馬が各々の名称を頭に叩き込んでいると、シンが話し掛けてきた。
シン「何をぶつくさ言ってるんだ、気色悪い。」
馬「あ、偏屈のヘンリーさん、」
シン「はぁ?」
馬「何でもないです、皆の偽名をしっかり覚えるために声を出してたんです。」
シン「フン、まぁ良い。
前言した通り、お前はハナコだからな。」
馬「うぅ、皆はカッコいい名前なのに……私にもハイカラな名前を付けてくださいよ。」
リュウガ「ハナコで良いじゃねぇか!覚えやすいし。」
隣で会話を聞いていたリュウガが割って入り、爽やかにハナコ名を推した。
ソウシ「そうだよ、馬ちゃんって可愛い顔をしてるからハナコって名前がピッタリじゃないか。」
ソウシもハナコ推しのようだ。
他には、
ナギ「……偽名だから何でも良いだろ。」
中立の(正確にはどうでもいい)人間が1人。
結局、3対1の多数決で馬の偽名はハナコで最終決定した。
馬『トホホ…ソウシさんをクリス顔って笑った罰が当たったみたい。』