モルディ市国~貴族と軍人と海賊~(その2)
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名前を入れないと『馬』になるので、あなたの脳内で馬が大暴れするでしょう…お気をつけください。
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急に色事を織り混ぜられると、初心な馬の調子は狂ってしまう。
馬「何度も何度も言ってますが…からかうのはよしなはれー!!」
このように、顔を真っ赤にしてのた打つ馬の様子を見ると、ナギはますますからかいたくなる。
ナギ「……いや、お前は乗せ心地が良いからな。」
馬「の、乗せ心地…?」
ニヤリと笑ったナギは、膝上に乗せる代わりに彼女の手を取った。
隠れサディストであり肉食系男子は攻め時を心得ている。
馬「あわおわうわ……////」
自分から触るのは何とも思わないが、逆に触れられると馬は混乱の極みに陥ってしまう。
こうなると途端にその場の空気も変わってくる。
ナギ「…………」
馬「うぅぅ……」
2人の間に、ナギが好む大人の雰囲気が流れだす。
ナギ「……今は求婚しねぇのか?」
馬の手の柔らかさを堪能しながら、ナギは気になっていたことを尋ねてみた。
今朝も結婚!結婚!と叫んでいたのに、着替えてからは1度もそんな素振りを見せていない彼女に疑問を抱いているのだ。
ドレス姿になったのなら尚更、 「このまま一緒に式場まで参りましょう!!」とでも叫びながら全力で引っ張って行きそうなのに……
馬「訳あって今はプロポーズしません!
あ、もしかしてナギさんは今して欲しいんですか?」
ナギ「………別に。」
ナギは素っ気なく答えた。
しかし、彼の表情から察するに、面白くないと思っていることは確かなようだ。
ナギのすげない様子をそのまま素直に受け止めた馬は、
馬「うんうん、そうでしょう。
今はその時じゃ無いんです。」
深く頷きながら何やら含みのあるセリフを告げた。
馬は舞踏会で踊りきった時にナギに最後のプロポーズをするつもりでいるのだ。
自分がナギの嫁として認めて貰うには、『華麗なるダンサーとしてデビューをする』という条件が揃っていないとダメなのだ。
『ナギは無類のダンサー好き』
かつてのシンの言葉を信じて今日まで頑張ってきたのだから、最後の求婚はベストの状態で挑みたい……そう決意する馬は良くも悪くも純粋である。
しかし、シンの言葉に踊らされている事に、彼女は全く気付いていない現実が憐れでもあった。
ナギ「その時じゃ無い、か……なら、また後ですんのか?」
馬の意味深長な発言に、ナギはじれったそうに聞き返した。
『後でする』というのは勿論プロポーズの事を指している。
馬「それは後のお楽しみです!」
ナギ「……………」
馬の答えを聞いたナギはやはり面白く無さそうに眉を顰めるだけだった。
そんな彼の胸の内では、今の馬から愛の言葉を囁かれたら流石の自分も陥落してしまうかもしれない、と観念もしていた。
それ程までにドレスアップした馬は艶やかに輝いている。
この姿を自分以外の者には見せたくない、彼女を独占するためにもいっその事嫁にしてしまおうか……そんな考えがナギの中で渦巻いていた。