モルディ市国~貴族と軍人と海賊~(その1)
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馬「ナギさんは何で怒ってるんですか?」
ナギ「……別に怒ってねぇよ。」
しかし、ナギからは明らかに不機嫌なオーラが滲み出ている。
馬「フフン、私はわかってますよ♪
ナギさんはあれだけ求婚に応じてくれないから結婚、っていうか私に興味が無いんでしょう?」
非常に悲しいセリフを馬は楽しそうに、かつ得意顔で話す。
馬「だから売れ残る前に貴族の殿方に気に入ってもらえたらラッキーかなって!」
馬は本音を素直に告げた。
ナギ「…………」
ナギは馬の言い分を聞いて少し考えている。
確かにナギは馬からのプロポーズを断り続けているのだが、それは彼女のためを思っての事である。
そして、その愛しい馬から(軽いノリではあるが、)愛の言葉を囁かれ続けている現状は、決して悪い気分にはなっていないのだ。
最近の日常において、ナギはこの愛情表現(プロポーズ)を小さな幸せと感じつつあったのに、それをどこぞの貴族の男に持って行かれるなんて……勝手な話だが、それを想像すると、ナギは怒りで身を焦がされそうになっていた。
そんな彼の心情を全く知らない馬は、
馬「おーい、ナギさん?顔が怖いですぞー、そぉぃっ。」
チョンッと、ナギの眉間を指で突いた。
馬の能天気な動作に我に返ったナギは小さく溜め息を吐き、
ナギ「……明日は仮面舞踏会だろ?
素顔を隠してる状態で見初められるとか滅多にねぇから。」
と、非常に現実的な意見を述べた。
……………………………
翌日…
コンコンッ!
昼食を終え、最後のシンのスパルタ指導を受けてきた馬は、ソウシの部屋の扉をノックしていた。
馬「ソウシさん、ドレスに着替えに来ましたー!」
ソウシ「うん、入っておいでー。」
ガチャッ…
ソウシに促されて入室してすぐ、馬は驚かされる。
馬「ぎょぇっっ!ま、眩しいです!!」
ソウシ「フフフ…私の個人的な夢をふんだんに織り混ぜた奇跡のドレスだよ。」
部屋のど真ん中にデンッと置かれている馬用と思しきドレス……それは薄桃色を基調としたもので、女の子らしいフリルとリボンがたくさんあしらわれているドレスだった。
フリルの他に、所々に繊細なビーズ細工がなされているのも特徴的で、角度を変えて見るとそれらが光を反射してキラキラと輝いていた。
丈は馬が想像していたよりも短いけれども、その華やかさたるや、まるでおとぎ話のプリンセスが着ていると言っても過言ではない逸品だった。
ソウシ「最近の社交界ではマーメイドラインのドレスが流行っているそうなんだけど、やっぱり馬ちゃんには女の子らしいAラインのドレスが似合うと思うんだ。」
ソウシはAラインドレスについて解説を始めた。
AラインとはアルファベットのAのように、ウエスト部分から裾に向けて直線的にスカートが広がっているデザインの事である。
ソウシ「縦のラインが強調されるから背を高く見せたり、それとウエストの位置が高いでしょ?
だから足も長く見えるんだよ。
あ、決して馬ちゃんの足が短いってワケじゃなくて、小柄な君がより大きく見えるように考えた結果なんだ。」
ソウシが自身の趣味について語る時は非常に饒舌になる。
ドレスに関しても彼の得意ジャンルに含まれているのだろう、言葉数がいつもより多くなっている。
しかし、
馬「い、いやー、とっても可愛らしいですけど……私が着るには少々派手過ぎませんかね…?」
馬はそんなソウシの熱量に圧倒されていた。
ソウシ「何言ってるの、まだまだ派手にするから!
これを着た上で、人魚島で貰った髪飾りと馬ちゃんの養父さんから貰ったネックレスを着けてもらうからね♪」
馬「ひぃぃっっ!?これ以上キラキラさせるんですか!?
うぅ……自分の派手さを想像すると派手死にしそうです……」
ソウシ「死なない死なない(笑)
はい、ナギが来る前にちゃちゃっと着付けるよ。
2人きりでいるって知られたらきっとまたうるさく言われちゃうからね。」
馬「はーい。」