モルディ市国~貴族と軍人と海賊~(その1)
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……………………………
消灯後、馬は当たり前のように床に直敷きにされたナギのマットレスに侵入していた。
馬「ホホホ、お邪魔しま〜す。」
少し前にベッドで2人で寝てからというもの、ナギはマットを敷きたがらなかった。
しかし、敷かないでいると夜中のうちに馬が床に降りて地面に直接寝てしまう案件が発生したため、仕方なくマットが再使用される事になった。
馬「貴族様がいるような舞踏会に、ナギさんも出たことあるんですか?」
馬が小さな声で会話を持ち掛ける。
ナギ「……あぁ、3回…ぐらいはある。」
馬「へぇ〜、結構出てますね。」
馬は話しながら自分の手をナギの腕に自然と絡めていく。
彼の逞しい腕を触って眠ると安心するらしく、ここのところ馬の夜泣きは見受けられない。
ナギもそれが分かっているので彼女の好きにさせている。
ナギ「……船長とシンがそういうの好きだからな。」
馬「シンさんはイメージ通りだけど、船長は意外ですね〜。」
馬は話しながらナギの手を使って遊んでいる。
指同士を絡めてみたり、ゴシゴシと掌を撫で擦ってみたり……
ナギ「船長は……あわよくば、を狙ってるんだろう。」
馬「あわよくば?」
ナギ「知り合った貴族の女とあわよくば……な。」
ナギは含みを持たせた発言をした。
馬「あらあらまぁまぁっ、とっても不純!」
理由を知った馬は目を丸くした。
彼女の中の宮廷舞踏会のイメージは純粋にダンスを楽しむものだと考えられていたからだ。
しかし、
馬「でも、船長らしい動機ですね。」
驚きはしたものの、馬は割りとすぐにリュウガのキャラクターにピッタリだと受け入れていた。
馬「あっ!もしかして、ナギさん!」
馬は顔を上げてナギの顔を見つめた。
ナギ「……何だよ?」
ナギもその気配を感じて見つめ返す。
馬「暗闇の中で見ても超絶イケメン♪……じゃなくて、ナギさんも貴族の女性をいただいちゃった事がありますね!?」
ナギ「………………」
突然の鋭い指摘にナギは固まってしまう。
馬が乗船する前の出来事なのだが、やはり若気の至りというものがあるのだ。
馬「意味深な沈黙……はは〜ん、これは本当にいただいちゃってますね?」
ナギ「…………ノーコメントで。」
ナギの反応を見て明らかに答えがわかるのだが、馬は嫉妬に狂うことはなく、
馬「良いなぁ、ナギさんは何処に行ってもモテるんですね。
私もあわよくば貴族様に見初められて玉の輿に乗れたらなぁ……くぅ〜、私如きでは無理かぁ……」
むしろ自身を蔑む発言をしたのだった。
ナギ「……お前、俺にあれだけ求婚しておいてよくそんなことが言えるな?」
代わりにナギが彼女の発言に引っ掛かりを覚え、棘のある物言いをしてしまった。