モルディ市国~貴族と軍人と海賊~(その1)
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名前を入れないと『馬』になるので、あなたの脳内で馬が大暴れするでしょう…お気をつけください。
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馬「さっきので……うわぁ、もう99回目だったのかぁ。」
馬はペンとメモ用紙を手に持ち、小さくため息を吐いた。
彼女が現在眺めているメモ用紙、これは所謂『ナギからのお断りメモ』である。
この紙に書かれているたくさんの『正』の字は、ナギにプロポーズをしてフラれる度に馬が記していった成果の集大成である。
馬『最近のナギさんは黙殺だもんなぁ……流石に飽きられてるのかも。
いやいや、100回やって無理なら諦めろって言ってたのはナギさん本人だもんね、後1回だけ諦めずにプロポーズしてみよう!』
以前、馬がシャハイ島で遠投の投げ方をナギから教わっている時に言われた言葉を思い返してみる…
馬「ぜぇ……ぜぇ………な、ナギさーん!
全く投げれる気がしません!! 私にはボール投げの才能が無いです!!」
ナギ「アホ!!まだ20も投げてねぇだろ。
100回投げてから文句を言え!」
馬「ひ、100!?」
ナギ「あぁ、100回投げても全く変わらないんだったら本当に才能がねぇんだよ。
お前の場合、投げ込みが全く足りて無い!!」
馬「ぅぅ……鬼を通り越して魔王のようなコーチだけど説得力がある……」
このやり取りがあったからこそ、馬は『ナギにプロポーズを100回する』という果てしない挑戦に挑むことを決めたのだ。
馬『100回目は舞踏会が終わってからにしよう!
大丈夫、まだ逆転の可能性はあるはず…多分。』
シンから言われた、「ナギは無類のダンサー好き」この言葉を胸に、彼女は今日まで鬼畜調教師シンのダンス特訓に耐え抜いてきた。
馬『私が立派なダンサーデビューを果たしたらナギさんも見直してくれるかもしれない。
そして惚れてくれるかもしれない。
さらには逆にプロポーズしてくれるかもしれない。
そしてそして、夢の結婚式を挙げちゃうのかもしれなーーい!!!デヘヘヘヘ♪』
脳内にお花畑が咲き乱れてしまった馬だが、実はナギがダンサー好きという事実は存在しない。
悲しきかな、シンに踊らされているとは夢にも思わない馬は懸命にダンスに向けての意気込みを高めているのだった。
先刻99回目のプロポーズを無事に終え、勿論馬はフラれている。
このようにかなりの回数をこなした結果、ナギには呆れに呆れられて無反応を貫かれているが、馬は意地だけでここまでプロポーズしてきた。
『100回は必ずプロポーズし続ける』これが今の彼女の目標であり、また、
馬『100回越えたらスッパリと諦めよう!』
それ以降は絶対にプロポーズしない、という事も固く決意している。
つまりは100回フラれたら完全にナギから身を引く構えでいるのだ。
馬『よし、明日のラストプロポーズに備えて最終調整をしなければ!』
馬はさらに気持ちを強く持ち、明日の夜に開かれる舞踏会に備える事にした。
最後に軽くストレッチをこなしてから就寝の準備に入る。
馬「フフフ、全く痛くなーい♪」
毎日シンにしごかれ続けた結果、彼女の柔軟性は抜群に上がっていた。