イディ島~ドキドキプロポーズ大作戦~(その後)
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馬「くぅぅぅ、また結婚詐欺に引っ掛かりましたよ。
ナギさんはプロのマタギじゃなくてプロの詐欺師だったんですね。」
ナギ「……料理人な。」
ナギは淡々とジャガイモの皮を剥きながら自身の職業を訂正した。
馬「うぅぅ、やっとナギさんと結婚出来ると思ってたのに…」
と、嘆きつつ、馬もナギの隣でせっせと人参の皮を剥いている。
ナギ「……そもそも何でお前は結婚に拘るんだ?
男からすればかなり重い……と受け取る奴もいるんだぞ。」
自分は違うが、というニュアンスでナギは尋ねた。
馬「重くて結構!!」
馬は彼の問いに対してずばっと断言し、皮を剥き終えた人参を輪切りに切り始めた。
馬「愛人は嫌なんですよ。」
ナギ「……結婚しなかったら愛人になるのか?
極端過ぎるだろ。」
馬「いやいや、私の母方の家系が代々愛人になりがちな感じでして。
自分もそうなっちゃいそうで嫌なんです。」
馬はナギの方を見ずに黙々と輪切りを続けている。
ナギ「……………」
彼女の意外とシリアスな告白に、何て言葉を返そうかと迷っていると、
馬「やっぱりちゃんとした夫婦って憧れますよね!
お父さんがいてお母さんがいる家庭にも憧れます……っと、てゃっ、ほっ!」
馬は努めて明るく言い放った直後、輪切りにした人参の一片を切り刻み始めた。
馬「……と、いうわけで、はい!」
馬は刻み終えた人参をナギに手渡した。
馬「私を愛人ではなくて嫁にしてください♪」
ナギ「………」
通算数十回目のプロポーズをされた彼の手には、ハート型に切られた人参が乗せられていた。
ナギ「……2、30年経って、お前がまだ結婚してなかったらしてやるよ。」
馬「ちょっとナギさん!?それは微妙に嬉しくないです!!」
ナギから遠回しの『ごめんなさい』を告げられた馬だったが、場の雰囲気は決して暗くはならなかった。
暫くして……
馬「おお〜!!今日も素晴らしい仕上がり♪」
少しだけ遅くなった夕飯が完成した。
本日のメニューはナギからすれば容易なカレーだが、今日はいつもと異なり、イディ島名物のスパイスが加えられている。
馬「じゃあ船長呼んできまーす。」
馬は、書類を作成しているであろうリュウガを呼びに行こうとするが、
ナギ「………待て、俺も行く。」
ナギも同伴する気でいるらしい。
彼は鍋の火を全て消し、厨房を離れても大丈夫なように万全の用意をしていく。
馬「いやいや、ナギさんは朝の仕込みの続きをしてください。
あっし1人で船長を呼びに行けやすんで!」
ナギ「……………」
元気一杯に下っ端キャラをアピールした馬を無視してナギは先に厨房から出ていく。
馬「あ、ナギさん早いっ!」
先程の『ありのままの姿乱入事件』、別名『複数プレイ懇願事件』を起こしたリュウガの元に馬を1人きりで向かわせるなんて、鴨に葱を背負わせて差し出すようなものだ。
馬の身を案ずるが故のナギの同行だった。
……………………………
リュウガ「お!今夜はカレーだな、匂いでわかる!
ナギのカレーは絶品なんだよな〜。」
馬「ですよねー!カレーだけじゃなくってハンバーグも絶品ですし、ナギさんの腕とか指とか、ナギさん自身が美味しいんですよ!
でへへ、いくらでも舐めちゃえます。」
顔の緩みきった馬は勝手にナギを想って涎を拭った。
リュウガ「ふぅん…仲良いんだな、お前ら。」
馬が話した内容はカニバリズムを思わせるような変態的なものだったにも関わらず、器の大きいリュウガは特に問題とせず、ナギを見ながらニヤニヤと笑うだけだった。
ナギ「……馬、変な事言うな。」
馬「あ、すみません。」
リュウガ「別に良いじゃねぇか、ナギ。
馬、今度は指よりもっと上手いモノを舐めさせて貰えよな(笑)」
馬「え!そんな素敵な部位があるんですか!?」
リュウガ「あぁ、ある!!」
馬「それは何処ですか!?」
リュウガ「ナギのチン、」
ナギ「船長。」
リュウガが言い切る前に、話題にされている本人の冷ややかな言葉で制されてしまった。