イディ島~ドキドキプロポーズ大作戦~(前編)
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名前を入れないと『馬』になるので、あなたの脳内で馬が大暴れするでしょう…お気をつけください。
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事件現場は一目でわかった。
そこだけ人だかりが無くなっており、1匹の犬が赤子を抱く女性に向かって飛び掛かっていた。
周りの人間達は素手で立ち向かう訳にもいかずに、遠巻きにただ立ちすくむだけだった。
馬「せいっっっ!」
ナギ「おい!」
ナギが鎖鎌を投げるよりも速く、馬が犬に向かって何かを投げた。
ヂー………
何故だか煙が上がっているそれは犬には当たらず、犬の足下にポトリと落ちて…
パパパパンッパンッパンッ!!!!
大きな破裂音がした。
犬「キャンッ!」
破裂音に驚いた犬は一声鳴いてから走って逃げていったが、
「ゥァァアアアアアア~!!」
女性が抱いていた赤ん坊も号泣し、
「うわぁぁぁ!爆弾だ!」
「発砲音がしたぞー!!」
驚いた周囲の人間達も騒然としてしまった。
ナギ「……どうすんだよ、この騒ぎ。」
馬「い、いやぁ、爆竹だったんですけど、こんなに驚かれるとは…」
ナギ「……警邏隊が来そうだな、もう行くぞ。」
馬「あ、ナギさん、ちょっと待って!」
馬は走って被害女性のところまで行き、何かを話していた。
その間にナギは建物の物影に隠れて様子を窺う。
馬「ナギさん、やっぱりこの人、ちょっと噛まれたみたいです!」
馬が涎犬の被害女性を連れて戻ってきてしまった。
ナギ「……………」
厄介事を増やす彼女に眉を顰めながらも、怪我をしたと聞いたからには放っておくわけにもいかない。
馬とナギは女性の応急処置をすることにした。
馬「ナギさん、何か消毒薬か石鹸は無いですか?」
ナギ「…あぁ、あるぞ。」
ナギは手持ちの鞄の中から厨房用に買っておいた石鹸を取り出した。
馬「さ、ママさん、急いで腕を洗いに行きましょう!」
ナギ「……ドクターを呼んでくる。」
馬が慌ただしく対処している様子から、狂犬病を懸念している事がわかる。
ナギも急いでソウシを探しに行った。
……………………………
シリウス号の医務室にて。
ソウシ「貴女は医療保険に入ってますか?」
女「い、いえ…」
ソウシ「なら狂犬病の予防接種も受けたこと無いですよね?」
女「はい…」
犬に噛まれた女性は顔がはだけないようにベールをしっかりと抑えながらソウシの質問に答えていた。
馬「ソウシさん、お薬無いんですか?」
馬は女性の代わりに赤ん坊をあやしながらソウシに質問した。
ソウシ「血清はあるんだけど、やっぱりワクチン接種が一番なんだよね。
明らかに狂犬病を発症してるってわかる犬に噛まれたのなら確実にワクチンを接種してもらいたいところなんだけど…」
女「私、お金ない…身寄りも無くて…」
ソウシ「わかりました、血清だけはキチンと打っておきましょう。
馬ちゃん、すぐに傷口を石鹸で洗ったんだよね?」
馬「はい、それはもうゴシゴシと!」
馬はゆっくりと赤ん坊を揺らしながら答えた。
なかなかあやすのが上手なようで既に赤ん坊は夢うつつの状態だ。
ソウシ「それなら大丈夫だと思うけどね。」
ソウシはニッコリと笑って答えた。